フジテレビは6日、「再生・改革プロジェクト本部」の設置を決定した。清水賢治社長が本部長となり、「課題に真正面から向き合い、組織の在り方を見直し、信頼とブランドの再構築を目指します」としている。
この組織では、本部長の元に「再発防止・風土改革」など複数のワーキンググループ(WG)を設置。WGメンバーは、現場の率直な意見を反映させるために中堅・若手を中心に構成する。さらに、「外部の専門家の知見も取り入れながら、具体的かつ実効性のある改革を、本部長が先頭に立って速やかに実行に移します」という。
まずは「再発防止・風土改革」に重点を置いて、取り組みを開始。本部長はすでに現場との話し合いを開始している。誰もが働きやすく、個人の意思が尊重される職場環境を目指し、人権意識に関する研修、内部通報制度の拡充 ・通知方法の見直しなど、多岐にわたる項目を取り上げる。
同局では、「コンプライアンス」と「ガバナンス」の運用面の課題について、第三者委員会に調査を依頼しているが、「必要な対策は自主的に進めつつ、今後の調査結果を踏まえて、より一層適切な措置をとってまいる方針です」としている。