JR西日本は3日、東京海上日動火災保険と共同で、特急「サンダーバード」の迂回遅延を対象に「WESTERポイント」を付与する付帯サービスの実証実験を実施すると発表した。期間は2月10日から3月9日まで。「J-WESTカード」会員を対象に実施する。

  • 敦賀駅で発車を待つ特急「サンダーバード」(2024年3月16日の取材時に撮影)

この実証実験は、大阪~敦賀間を走行する特急「サンダーバード」が琵琶湖線(東海道本線・北陸本線)経由で迂回運転を行い、所定到着時間から15分以上120分未満の遅延が発生した場合、対象者に「WESTERポイント」を付与するという内容。降雨・強風等の自然災害、踏切無謀横断・線路内立入り等の部外要因による影響で迂回運転せざるをえない場合に適用される。

これらの状況下で、JR西日本が展開するクレジットカード「J-WESTカード」会員が「eチケットレス特急券」または「e北陸乗継チケットレス」で特急「サンダーバード」にチケットレス乗車していた場合、特急料金の一部相当分として「WESTERポイント」500ポイントを付与する。ただし、特急券の金額が500円未満の場合はその金額分が上限となる。「WESTERポイント」の付与時期は乗車日の翌月末頃になるとのこと。