――昨年の『M-1グランプリ』では敗者復活戦を制して2年連続で決勝に進出。さらに注目度が上がったと思いますが、昨年はお二人にとってどんな年になりましたか?
中谷:結果的に『M-1』も2年連続で決勝に行かせてもらいましたし、かなりいろんなところに出させてもらって、すごく充実した1年でした。
阪本:2023年に東京に来て、東京に住んでいるけど東京での仕事に慣れ切ってないという中で、朝から晩までいろいろやらせてもらって、ようやくちょっとずつ慣れてきました。
――敗者復活戦からの決勝はいかがでしたか?
中谷:決勝に関わるとはあんまり思ってなかったので、体と頭が追いつかず、あっという間に終わりました。無理やと思っていたというより、確率として低いと思っていたので。
阪本:全く一緒です。もしかしたら決勝に行くかもなんて、あんまり思ってなかったので、「えー!?」という感じでした。
――今年以降、敗者復活から勝ち上がる人たちに、心得をアドバイスするなら?
中谷:つかめたものは何もないです。
阪本:逆に教えてほしいぐらいです。敗者復活で自信のあるネタを当てて、本戦1発目に敗者復活でやったネタをもう1回やるのか……絶対変えたほうがいいという人もいるし、変えんでええという人もいるし、難しいなと。敗者復活からではなく決勝に行けるのがいいなと思いました。
――今年の抱負もお聞かせください。
中谷:相方が去年結婚したので、それにちょっとでも追いつけたら。差を縮めたいです。仕事では、海外ロケはまだやったことがないので、そういうのもいつかできたらいいなというぐらいです。
阪本:今年は地に足をつけてやっていけたら。去年はまだテレビとか一個一個に集中しきれてなかったんですけど、慣れてきたので、いい力の入れ方でできたらいいなと思います。あと、まだ何組か憧れていて会えてない人がいるので、さまぁ~ずさんとかバナナマンさんとか、憧れの方と一緒に仕事ができたらうれしいです。
――ご結婚された阪本さんに追いつきたいという中谷さんへ、阪本さんからアドバイスをお願いします。
阪本:コイツはまだ女性と飲みに行くとかすらできてないので、まずは彼女を作らないと。そろそろこっちもそういう話が聞きたいんですけどね。コイツが恋愛うまくいってない時ってめっちゃ楽しんですよ。「昨日あれからどうなったん?」って聞いたら、長文のLINEが来て「泣きながら電話した」とか「結局許してもらえた」とか。そういうのを聞くのが楽しみでしたが、もう7年前なので、そろそろ新しいドラマを始めてほしいです。
中谷:頑張ります(笑)
――中谷さんにとって阪本さんは良き相談相手でもあるんですね。
阪本:「俺悪くないよな」と言ってきた時に、たぶんコイツが悪いんですけど、「悪くないと思う。ここで謝ったらよくないんちゃう!?」って間違ったほうにたきつけてみたり(笑)
中谷:正しいほうで頼むよー!