講談社が発行する「週刊少年マガジン」は、2024年で創刊65周年を迎える歴史ある少年漫画誌です。『巨人の星』『あしたのジョー』をはじめとした昭和の大ヒット作から、『金田一少年の事件簿』『はじめの一歩』など、今もなお愛される作品を世に送り出してきた同誌には、2024年も数多くの漫画が掲載されました。

今回、マイナビニュース会員503人に、「2024年に『週刊少年マガジン』に掲載された好きな作品」を調査。その結果をランキング形式でご紹介します。

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2024年掲載「週刊少年マガジン」好きな作品ランキング

2024年に「週刊少年マガジン」に掲載された好きな作品をマイナビニュース会員503名に聞きました。上位の作品は以下の通りです。

  • 1位:『はじめの一歩』森川ジョージ(24.3%)
  • 2位:『ブルーロック』金城宗幸 ノ村優介(11.8%)
  • 3位:『彼女、お借りします』宮島礼吏(5.9%)
  • 4位:『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』硬梨菜 不二涼介、『黙示録の四騎士』鈴木央(3.5%)
  • 6位:『将棋の渡辺くん』伊奈めぐみ(3.1%)
  • 7位:『あひるの空』日向武史(2.7%)
  • 8位:『戦隊大失格』春場ねぎ、『不滅のあなたへ』大今良時(2.4%)
  • 10位:『生徒会にも穴はある!』むちまろ、『よわよわ先生』福地カミオ(2%)
  • 12位:『青のミブロ』安田剛士、『獣心のカタナ』上条明峰、『赤羽骨子のボディガード』丹月正光(1.6%)
  • 15位:『ゆめねこねくと』澤田コウ、『もののけの乱』竹田陽介、『EDENS ZERO』真島ヒロ(1.2%)

続いて上位5作品をコメントともにチェックしていきましょう。

1位:『はじめの一歩』森川ジョージ(24.3%)

1位は、森川ジョージ『はじめの一歩』。1989年に連載を開始しコミックスは142巻(2024年12月現在)、単行本の累計発行部数は1億部を突破している「週刊少年マガジン」の代表作が1位を獲得しました。ドジでいじめられっ子の高校生・幕之内一歩が、ボクサー・鷹村守と出会い、ボクシングジム「鴨川ジム」の門を叩くことからはじまる物語。プロボクサーとして、また人間としても成長していく姿を描いたスポーツ漫画です。

ユーザーコメントでは、「ずっと読み続けている」「ボクシング漫画の金字塔」と以前から読み続けているという熱いファンからのコメントが多数寄せられました。

ユーザーコメント

  • ず~っと読み続けてきたので、最終回までを見届けたいと思っています。(50代女性/神奈川県/医療・福祉・介護サービス)
  • アニメもマンガも大好きで全て持っているから(40代男性/愛知県/流通・チェーンストア)
  • ここまで続くとは思わなかった。私にとっては、ボクシングマンガの金字塔的存在で大学時代から愛読している。ずっと続いてほしい。(50代男性/新潟県/政府系・系統金融機関)

2位:『ブルーロック』金城宗幸/ノ村優介(11.8%)

2位は、金城宗幸/ノ村優介『ブルーロック』。2018年より連載を開始、テレビアニメ、舞台、映画、スピンオフ作品など多岐にわたるメディアミックスも注目されている作品です。絶対的エースストライカーを育成し、悲願の"W杯優勝"をかなえるべく、日本フットボール連合は300人の青少年FWを「ブルーロック」と呼ばれる施設に招集。日本代表となる権利を奪い合うデスゲームのような設定など、これまでにない設定は"史上最もイカれたサッカー漫画"と呼ばれることも。

実際にユーザーコメントでは「新しいスポーツ漫画のスタイル」と驚いた声も寄せられました。サッカー漫画といえばチームワークや絆の描写が多いなか、ユニークなストーリー設定や、個の力にスポットを当てた試合の駆け引きに魅了される方が多いようです。

ユーザーコメント

  • 試合の駆け引きが面白いです。(50代男性/神奈川県/流通・チェーンストア)
  • あり得ない方向からのサッカー感で正直驚かされた。新しいスポーツマンガのスタイルだと思う。(40代男性/千葉県/その他)
  • サッカー漫画の定番の逆をいく個のチカラにフューチャーした部分が魅力的。(30代男性/福岡県/サービス(その他))
  • 今日本で最も注目されているサッカー漫画(30代男性/愛知県/サービス(その他))

3位:『彼女、お借りします』宮島礼吏(5.9%)

3位は、「かのかり」こと宮島礼吏『彼女、お借りします』。2017年より連載中のラブコメで、都内在住のダメダメ大学生・木ノ下和也と、清楚可憐な"レンタル"彼女(レンカノ)・水原千鶴の関係を描いたストーリーです。アニメは2020年からスタートし2025年には第4期が放送予定、2022年にはなにわ男子・大西流星主演でドラマ化もされました。

ユーザーコメントでは「この後の展開が気になる」「登場人物の1人1人が魅力的」と、連載7年目を迎えた今も多くの読者をドキドキさせているようです。

ユーザーコメント

  • この後の展開が気になるから(20代男性/静岡県/その他電気・電子関連)
  • 好きな恋愛漫画。ドラマも面白く大好きです(50代男性/福岡県/その他)
  • 登場人物1人1人がそれぞれ魅力的で、キャラが立っていたから。(40代女性/大阪府/フードビジネス(ファストフード))

4位:『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』硬梨菜/不二涼介(3.5%)

4位は『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』。小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された硬梨菜のオンライン小説を、不二涼介がコミカライズした作品で、"クソゲー"をこよなく愛する男・陽務楽郎が総プレイヤー数3000万人の"神ゲー"『シャングリラ・フロンティア』に挑むゲーム冒険譚です。

近年人気のファンタジー作品のなかでも、「異世界転生」ではなくゲームプレイヤーとしてゲームの世界を全力で楽しむ様子に「現実にありそう」という声も寄せられました。

ユーザーコメント

  • 絵の書き込みがとにかく凄い(30代男性/愛知県/医療・福祉・介護サービス)
  • 現実にありそうなところが面白かったから(50代男性/大阪府/海運・鉄道・空輸・陸運)
  • 展開が一番気になる作品だから(40代男性/富山県/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連)

4位:『黙示録の四騎士』鈴木央(3.5%)

同率4位は鈴木央『黙示録の四騎士』。「週刊少年マガジン」で2012年から2020年まで連載された『七つの大罪』の続編で、少年・パーシバルの旅路を描いた冒険ファンタジー。大ヒット作品『七つの大罪』の正統な続編でありつつも、同作を知っていても、知らなくても楽しめる作品です。

まとめ:2025年も「週刊少年マガジン」に注目!

2024年掲載「週刊少年マガジン」好きな作品ランキングは、連載35周年を迎えるボクシング漫画の金字塔『はじめの一歩』が1位を獲得しました。ボクシングを描いた『はじめの一歩』、サッカー漫画『ブルーロック』、バスケ漫画『あひるの空』など、スポーツ漫画が多くランクインしたことも印象的な結果となりました。また、2025年には『ガチアクタ』、『戦隊大失格』(第2期)、『彼女、お借りします』(第4期)とアニメ化も続々と控えています。今後の「週刊少年マガジン」の作品に目が離せません。

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調査時期:2024年12月16日

調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計503人
調査方法:インターネットログイン式アンケート