2024年に創刊65周年を迎えた小学館が発行する少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」。2024年も話題の作品を多数掲載しました。

今回、マイナビニュース会員503人に、「2024年に『週刊少年サンデー』に掲載された好きな作品」を調査。その結果をランキング形式でご紹介します。

2024年掲載「週刊少年サンデー」好きな作品ランキング

2024年に「週刊少年サンデー」に掲載された好きな作品をマイナビニュース会員503名に聞きました。上位の作品は以下の通りです。

  • 1位:『名探偵コナン』青山剛昌(32.5%)
  • 2位:『葬送のフリーレン』原作:山田鐘人/作画:アベツカサ(11.4%)
  • 3位:『MAJOR 2nd』満田拓也(5.1%)
  • 4位:『舞妓さんちのまかないさん』小山愛子、『MAO』高橋留美子(3.9%)
  • 6位:『古見さんは、コミュ症です。』オダトモヒト(3.5%)
  • 7位:『イチカバチカ』本間仁助、『ハローワークモンスターズ』旗町マコ、『レッドブルー』波切 敦、『まじっく快斗』青山剛昌(1.6%)
  • 11位:『タタリ』彌、『魔王城でおやすみ』熊之股鍵次、『龍と苺』柳本光晴、『十勝ひとりぼっち農園』横山裕二、『テノゲカ』原作:詩石灯/漫画:新井隆広 監修:市原理司(順天堂浦安病院・整形外科准教授)、『シブヤニアファミリー』久米田康治、『君は008』松江名俊(1.2%)

続いて上位5作品をコメントともにチェックしていきましょう。

1位:『名探偵コナン』青山剛昌(32.5%)

1位は青山剛昌『名探偵コナン』。1994年に連載を開始し、コミックスの全世界累計発行部数は2.7億部を突破する国民的作品です(2024年12月現在)。

高校生探偵・工藤新一は謎の組織に毒薬を飲まされて子どもの姿に。その後「江戸川コナン」と名乗り、正体を隠しながら数々の難事件を解決しつつ、黒ずくめの組織の陰謀を追い続ける姿が描かれています。2024年には劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が公開され、大きな注目を集めました。

アンケートの回答では、「長年続く名作」「初期のころから読んでいる」といった長年のファンからのコメントや、「子どもから大人まで楽しめる」「甥っ子も好きで一緒に読む」と家族で楽しんでいるようなコメントが寄せられました。

ユーザーコメント

  • サンデーの金字塔作品であり、ベストセラー作品。ただの探偵マンガではなく、長期の連載でも飽きることがない謎解きや展開があるし、キャラクターや話も濃い。終わりがみえにくい分、わくわくする。青山先生の才能だと思う(30代男性/佐賀県/鉱業・金属製品・鉄鋼)
  • もう長年読んでいて楽しみだし習慣になっている(60代男性/愛知県/総合商社)
  • 何度読んでも読み飽きないから(40代男性/東京都/サービス(その他))

2位:『葬送のフリーレン』原作:山田鐘人/作画:アベツカサ(11.4%)

2位は、山田鐘人原作、アベツカサ作画『葬送のフリーレン』。魔王を倒した後の「その後」を描く斬新な物語が話題を呼び、アニメ化やコミックスの大ヒットにより注目を集めました。エルフの魔法使いフリーレンが、かつて共に旅をした仲間たちの足跡を辿りながら、自分の感情や人間との違いに向き合っていく物語です。

アンケートの回答では、「ストーリーが面白い」「魔王を倒した後という珍しい設定」といったストーリー性に惹かれた意見が多く見られました。また、意外にもアニメから作品に触れて夢中になった人が多いようです。

ユーザーコメント

  • 静かに進むストーリーが好き(40代男性/滋賀県/その他)
  • アニメをきっかけにドはまりしました(30代男性/石川県/精密機器)
  • 逆転の発想から生まれた作品だと思います。普通のファンタジー色もあれば、過去の話を混ぜたり、とても面白い作品です(50代男性/秋田県/その他)

3位:『MAJOR 2nd』満田拓也(5.1%)

3位は満田拓也『MAJOR 2nd』。野球漫画の金字塔『MAJOR』の続編で、プロ野球選手となった前作の主人公・茂野吾郎の息子・大吾がチームメイトたちとともに奮闘する姿を描いた作品です。長きにわたり多くの読者に愛され続ける、少年サンデーを代表するスポーツ漫画と言えるでしょう。

アンケートの回答では、「初期の頃から読んでいる」「前作からのファン」といった長年の愛読者からの声が多く寄せられました。また、「野球を通して見る人生の流れが面白い」「続編の展開が気になる」と、次世代の物語に期待する意見も印象的な作品です。

ユーザーコメント

  • ファーストの主人公の子どもがこれからどうなっていくか楽しみだからです(40代男性/大阪府/その他)
  • 野球漫画が好きだから(40代男性/東京都/専門コンサルタント)
  • 野球を通して見る人生の流れが面白い(50代男性/東京都/その他)
  • 周りが全員女子っていう設定も新しいので面白い(60代男性/東京都/通信関連)

4位:『舞妓さんちのまかないさん』小山愛子(3.9%)

4位は小山愛子『舞妓さんちのまかないさん』。物語の主人公は、舞妓になる夢を抱いて京都に来たものの、まかない担当となった少女・キヨ。彼女が日々作る料理と、舞妓たちとの心温まる交流が描かれています。

2016年から連載をスタートした本作は、2021年にアニメ化、2023年にNetflixにて森七菜と出口夏希のW主演で実写ドラマ化されるなど、多くのメディアミックスが展開されている注目作です。

アンケートの回答では、「ほのぼのしている」「親しみやすさが良い」といった、作品の温かさや穏やかな雰囲気に魅力を感じている方が多く見受けられました。

ユーザーコメント

  • のほほーんとしたところ(60代男性/大阪府/建設・土木)
  • 『舞妓さんちのまかないさん』はドラマがきっかけで読むようになった(60代女性/京都府/その他)
  • キャラクターが魅力的だから(40代女性/埼玉県/銀行)

4位:『MAO』高橋留美子(3.9%)

同率4位は高橋留美子『MAO』。『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』をはじめとしたヒット作を手掛ける高橋留美子が描く、2019年より連載中の作品で、大正時代を舞台に女子高生・菜花と謎多き少年・摩緒が呪いの真相に迫っていく伝奇的な物語が展開されます。独特の世界観と時代設定が人気を集め、根強い支持を得ました。

アンケートのコメントを見ると、「MAO」を選んだ多くの方が作者のファンであるよう。「歴代の作品を楽しんでいる」「以前からのファン」といった声が目立ち、長年にわたって彼女の作品を楽しんでいる方々が多いことがわかります。

ユーザーコメント

  • 高橋留美子先生の歴代作品を楽しんでいるから(50代男性/大阪府/流通・チェーンストア)
  • かねてからの高橋留美子ファンなので、高橋留美子の作品は欠かさず読んでいる(60代男性/奈良県/その他)

まとめ:2025年も「週刊少年サンデー」に注目!

2024年の「週刊少年サンデー」ランキングでは、ロングヒット作品やアニメ化・実写ドラマ化が話題の作品が目立つ結果になりました。『名探偵コナン』や『MAJOR 2nd』といった安定した人気作が上位を占める一方で、新連載や若手作家の挑戦も。また、春には『名探偵コナン』の新作映画『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』が公開を控えており、さらに話題を呼びそうです。今後も「サンデー」作品の展開から目が離せません!

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビに還元されることがあります

調査時期:2024年12月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計503人
調査方法:インターネットログイン式アンケート