2025年がスタートし、はや1カ月。年明けの目標に資格獲得やスキルアップを掲げた人も少なくないはず。だけど「なかなかやる気がでない……」とお悩みのあなたににおすすめのアイテムを発見したので、紹介していこう。
コクヨは、新たなIoT文具『大人のやる気ペン』を1月29日に発表。どんな風にやる気がでるのだろう? 気になるぞ~!
大人のモチベーション維持をサポート!
同社は、スマートフォンのアプリと連動して、子どもの日々の努力を「見える化」し、自発的な学習の習慣化を促す商品として2019年にIoT文具『しゅくだいやる気ペン』を発売。これが、累計5万台の販売台数を突破するほど人気を博した。
同デバイスは、子どもの学習意欲向上をサポートする一方、大人が活用している実態も見えてきたという。そこで、大人向けに学習のモチベーションを維持するためのアイテムとしてラーニングデバイス『大人のやる気ペン』が誕生した。これ一本でなんと学習の習慣化を促すという。
どうやってそんなことができるのだろうか? 三日坊主代表の筆者が試してみた。
どう使う?
ターコイズ調のボックスを開けると、「人生は山あり谷あり」「継続は力なり」など、学習を後押しする言葉が記されている。さらに開け進めると、中には指でつまめる程度のコンパクトサイズのデバイスが!
これを自身がいつも愛用しているペンやスタイラスペン(目安:直径9~13mm)にはめ込めばセッティング完了! 持ってみるとこれが、思ったより軽くてびっくり。
聞けば、重さは約8gと「しゅくだいやる気ペン」から約60%も軽量化されているという。開発担当者である中井信彦氏は、デザインについて「使うとき、書くときに邪魔しない形状を追求してきました。華美なデザインではなく、機能性を追求しています」と語った。
ただ、短めのペンを使用した場合や、手が大きい人にとっては、もしかするとわずらわしさを感じてしまうかもしれない。
準備ができたら、あとはボタンを長押しして本体を起動させ、通常のペンと同じように使うだけ。ペンが動いた時間にあわせてLED色が変化するので、一目で自身の努力量がわかる。また、加速度センサーによる測定データ(通称:やる気パワー)がたまるので、これがデバイスに記録されるのだ。
データは、本体内のメモリーに保存され、学習後にBluetoothでスマートフォンと通信し、専用アプリと連動させれば、努力の可視化がかなう。日々のやる気パワーを、1週間や1カ月単位でグラフ化してくれるほか、カレンダー機能を使用すれば、いつ勉強したのかもチェックができる。
さらに、1週間の学習傾向に合わせて、自身のアバターが𠮟咤(しった)激励を飛ばす。頑張っていればお褒めの言葉が、サボっていれば叱責(しっせき)がやってくる――。思ったよりスパルタでちょっとビビったぞ(笑)。でも、大人になって𠮟られる機会がめっきり減ったので、意外に悪くないのかも?
コミュニティ機能も搭載されており、やる気パワーをためることで、スゴロクを進められる。すると、アバターのカスタマイズアイテムをゲットできたり、他のユーザーアバターにも出会えたりする。他ユーザーに出会ったら、その人の「勉強のコツ」や「勉強する理由」を知れるというから面白い。
これは孤独を感じやすい大人の学習において、ユーザー同士をつなげることでモチベーションアップをさせる仕掛けだという。
ちなみに、充電は、ワイヤレスイヤホンのようなケース(USB Type-C)にいれるだけ! MAXまで充電すれば約5日間の稼働が可能となっている(1日2時間想定)。
学び続ける人はかっこいい
最後に中井氏は、「年齢関係なく学び続ける人はかっこいい。この人たちを支えていける事業にしていきたい」と言葉に力を込めた。
本商品は、1月29日~3月15日までの期間、クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」にて先行販売を実施。一般発売は今春を予定しており、先行販売で得たユーザーの意見を反映させるという。
2025年こそ三日坊主から卒業したい、やる気を持続させたい人はぜひチェックしてみてほしい。