お笑い芸人の永野が25日、動画配信サービス・Locipoの番組『永野、フィンランドでキレる』(3月上旬配信予定)のロケを終えて帰国。東京・羽田空港で記者会見を行った。
ゴッホにハイテンションのスタッフに「恥ずかしい」
この番組は、“孤高のカルト芸人”として舌鋒鋭く発言する様子が話題を呼び“令和の配信王”として再ブレイク中の永野が、50歳という人生の節目を迎えた今、「芸人永野」「人間永野」として自身を定義するため、“世界一幸せな国”と呼ばれ、おしゃれな北欧ムードをまとった地・フィンランドを訪問。自身の半生を振り返る永野の3日間に、高予算で密着取材するというものだ。
15日からX(Twitter)やInstagram、TikTokで「永野に巨額の制作費をかける番組」というアカウントで、打ち合わせやフィンランドロケの模様が投稿されていた。
現地には3泊滞在し、「フィンランドのすべてを体験したいというくらい密でした。市場に行って人々とふれあいましたが、そこに仕込みはないです。時代も時代なんで」「美術館に行って、本物のゴッホの絵とふれあうという体験をしました。スタッフが“これゴッホです! ゴッホ!”って言うのが、すごく田舎臭くて恥ずかしかったです。ほかにもいっぱいいい絵があるのに」と振り返った。
楽しそうなSNS投稿にヒャダインから「不愉快です」
帰りの便で「空腹でビールと赤ワイン飲んだら、トイレで2回吐きました。その後、結構のノリの良いCAのボスみたいな人にずっと話しかけられて、その圧に負けて先に(番組を)告知してしまいました。吐いて弱ってたんで」という永野。この会見に臨む直前、プロデューサーに渡されたサングラスをかけて登場した。
その狙いを聞くと、「プロデューサーが不安だったんでしょうね。芸能界が激動の状態の時に、“永野がフィンランドから帰って来る”というので、お忙しい記者さんを羽田まで呼ぶのが怖くて、舐められちゃいけないと思ったんじゃないですかね」と推測し、ロケ中には一度もサングラスをかけていないという。
フィンランドでは、中居正広の引退やフジテレビの騒動を一応把握していたものの、細かくはチェックしなかったのだそう。そのため、「X(Twitter)とかで楽しい様子を上げていたら、ヒャダインさんからLINEで“永野さんの番組のX、文化祭で盛り上がってる高校生みたいで、すごく不愉快です”って来ました」と、日本とのあまりの温度感の差を指摘されたそうだ。
それでも、「フィンランドってもう素晴らしい国で、日本の状況を誰も気にしてないので、本当に世界って広いなって思いました」と、改めて実感していた。