JR北海道は、今年のゴールデンウィーク期間(5月3~7日)も、青函トンネルを走行する北海道新幹線の列車を対象に、トンネル内で260km/hの高速走行を行うと発表した。JR貨物も、ゴールデンウィーク期間中、貨物列車と北海道新幹線の時間帯を区分して走行すると発表した。

  • 今年のゴールデンウィーク期間も北海道新幹線の青函トンネル内260km/h走行を実施

北海道新幹線は通常、青函トンネル内において160km/hで走行している。2020年度の年末年始から時間帯区分方式による高速走行を開始し、当初は210km/hで走行していたが、2024年のゴールデンウィーク期間から260km/hに引き上げた。期間中、東京~新函館北斗間の所要時間が通常より5分短縮され、最速3時間52分で結ぶ。

5月3日は始発から12時頃までに運行する定期列車の下り5本・上り4本と下りの臨時列車「はやぶさ53号」を高速走行の対象に。5月4~7日は定期列車の下り7本・上り7本を対象に高速走行を行う。

  • 青函共用走行区間を走る貨物列車

ゴールデンウィーク期間中、青函共用走行区間を運行する貨物列車については、北海道新幹線と時間帯を区分して走行する。JR貨物は期間中に同区間を走る貨物列車の運転計画について関係各所との調整を進めており、詳細な運転計画は3月中に利用者へ案内するとしている。