JR貨物は、2025年3月15日のダイヤ改正で、福岡貨物ターミナル駅から新座貨物ターミナル駅および宇都宮貨物ターミナル駅へ向かう列車を速達化するほか、九州方面のコンテナ列車3本を対象に時刻変更し、深夜の時間帯に発車するダイヤとすることで利便性向上を図ると発表した。
現在、福岡貨物ターミナル駅15時50分発・新座貨物ターミナル駅23時10分着・宇都宮貨物ターミナル駅1時33分着で運転される列車は、コンテナ輸送のリードタイム短縮を目的に速達化。福岡貨物ターミナル駅の発車時刻を繰り下げ、同駅22時4分発とする。新座貨物ターミナル駅の到着時刻も繰り下げ、同駅23時31分着に。宇都宮駅貨物ターミナル駅は現行と変わらず同駅1時33分着となる。ダイヤ改正後の所要時間は、福岡貨物ターミナル駅から新座貨物ターミナル駅まで25時間27分(5時間53分短縮)、宇都宮貨物ターミナル駅まで27時間29分(6時間14分短縮)とのこと。
この福岡貨物ターミナル発宇都宮貨物ターミナル行の列車において、ダイヤ改正後に新たな輸送力も設定。途中の吹田貨物ターミナル駅から西浜松駅まで、12ftコンテナ10個の輸送力を新設する。
深夜発ダイヤの拡充は、積み合わせ貨物や生鮮食料品など深夜発の輸送ニーズに対応するため実施される。熊本駅23時8分発・大阪貨物ターミナル駅17時3分着の列車は、熊本駅3時31分発・大阪貨物ターミナル駅17時58分着に変更。静岡貨物駅23時4分発・福岡貨物ターミナル駅19時8分着の列車は、静岡貨物駅1時38分発・福岡貨物ターミナル駅19時11分着に変更する。新たな輸送ルートも設定し、北九州貨物ターミナル駅0時19分発・吹田貨物ターミナル駅10時46分着で運転する。