――本作は、外見からは分からない悩みや心の闇を抱える人たちが、大学生活を通じて徐々に関係性を深めていく過程を描いた物語でもありますが、お二人が今回のドラマの撮影を通じて新たに知り得た、お互いの“知られざる魅力”はありますか?
石井：響矢くんの魅力は、何といっても見た目と内面のギャップだと思う。「カッコいい人の中におちゃめな一面が見えると、そこに意外な魅力を感じて沼っていく…」みたいな方程式があるとすると、響矢くんはその方程式をまさしく体現している人だと思うから(笑)
本田：ほんとですか!? 「もっとクールだったらモテたのに」って言われるんですけどね(笑)
石井：うわぁ、かなしい～(笑)。じゃあ、むしろ私の感覚が他の人とはちょっとズレているのかもしれないね(笑)
――本田さんはどうですか?
本田：石井さんは、みんなから愛される太陽みたいな人だなって、現場に入ってすぐに思いました。お仕事に対する取り組み方ひとつとってみてもちゃんとまっすぐ一本芯が通っているから、本当に、心の底から尊敬できる。かといって、真面目一辺倒というわけでもなくて。意外とオフな一面もあって。もうすべてが完璧だなって。あと、おしゃれだし(笑)
石井：中学生同士の褒め合いみたいじゃん!
本田：アハハ(笑)。でも尊敬できます。ホントに。
――逆に、お互いどこを直したら、もっと良くなると思いますか?
本田：え～っ!? お互いに直したらいいところ? う～ん。なんだろうな…。せっかくの機会なのでぜひとも指摘したいところではあるんですが…。
石井：(笑)。別に、ないなら「ない!」でいいじゃん(笑)
本田：石井さんは本当に完璧だから、直すべきところはひとつもないです(笑)
石井：(笑)。裏で賄賂を渡したりはしてないですからね(笑)。そうだな～。あ、あった! 響矢くんは、ラーメン愛をアツく語りすぎ! ラーメンを語らせたら、あっという間に夜になるくらい一人でず～っと話してる。毎日1ワードは必ずラーメンの話が出てきてたよね?
本田：いや、さすがにそんなことはないよ!
石井：「今、この店、これぐらい人が並んでるんだよ」って、行列の写真を見せてきたりもするので…。ラーメンの話を、できれば3割くらい減らした方がいいと思います!
本田：なるほどね(笑)。そうすれば僕は、今よりももっといい方向に行くと思う?
石井：はい。今よりさらにモテると思います(笑)
「まさかこんなにもポンポンと会話が弾むとは(笑)」
――では、お二人が自覚しているご自身の“強み”を挙げるとするなら?
本田：眉毛がしっかりしているところです!
石井：アハハ(笑)。そこなの～? 私の強みは……人との出会いに恵まれていることですね。これは確実に言えます。だって、これはもう今だからこそ言えることなんですけど、私、『ブラック・ガールズ・トーク』で響矢くんと会った時、当時はすれ違った程度だったとはいえ、「私、これからこの人と話すことなんてあるのかな?」「一体どんな話題だったら、この人と会話が続くんだろう…?」って、本気で思ってましたからね(笑)
本田：ちょっと! 俺の印象ヤバくない(笑)?
石井：なので、まさかこんなにもポンポンと会話が弾むとは、思ってもみなかったです(笑)。「人は見た目で判断しちゃいけないな」と、この作品を通じて心の底から思いました。
――とはいえ、一歩踏み込めるかどうかが、仲良くなれるかどうかの分かれ道でもありますよね? お二人はそこをどうやって見極めていますか?
石井：仲良くなれる人とは、意識せずともおのずと仲良くなれるはずなので。まずは軽くジャブを打ってみて、思ったような反応が相手から返ってこなければ、それ以上は深追いせず、サッと身を引いて、適度な距離を保つことも、意外と大事だったりするのかもしれません。
本田：僕は「自分の10ボケに対し、相手から何ツッコミ返ってくるか」で、自分と相性がいいかどうかを測る目安にしています。オススメなのでぜひ皆さんも試してみてください!
石井：いやいや、この人の基準は独特なので(笑)。皆さんは絶対マネしないでくださいね。
――では、ドラマを楽しみにされている方に向けて、改めて本作の見どころをお願いします。
石井：王道のラブコメディではあるんですけど、友情や家族の大切さも描かれていますし、「ここがコンプレックスだな」「理想の自分になるためにここを直したいな」と思っている方がいたら、「そんなふうに悩んでいる自分自身のことを丸ごと受け入れて、周りの人たちを巻き込んでさらに強くなればいい」というような、背中の押し方ができる作品になっているんじゃないかなと思っています。こんな感じの2人ではありますが、ドラマの中では、美玲と慧としてちゃんとしっかりお芝居していますので(笑)。ぜひ楽しんでご覧ください。
本田：このドラマには、過去に抱えているものがある人たちが登場するのですが、共感できる部分もあると思うので、ぜひともこのドラマを観て、皆さんにも元気になってもらえたら。とはいえ、基本的にはラブコメなので、まずはキュンキュンしてもらえたらうれしいです。
●石井杏奈
ヘアメイク：河嶋希(io)
スタイリスト：道端亜未
●本田響矢
ヘアメイク：吉村健
スタイリスト：井田正明
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