近畿日本鉄道は、全線(けいはんな線と生駒・西信貴鋼索線を除く)のダイヤ変更を2025年2月22日に実施すると発表した。京都線(新田辺~大和西大寺間)と橿原線、天理線で、平日・土休日の昼間時間帯に運転している普通を現行の毎時おおむね3本から毎時4本に増発するとのこと。

  • 近鉄京都線を走る新型車両8A系

現在、大和西大寺駅において、京都線の普通は平日の11~13時台に毎時3本、14時台に4本を設定し、新田辺行または京都行として運転。橿原線の普通は平日の11・14時台に毎時3本、12~13時台に毎時4本を設定し、橿原神宮前行または天理行として運転している。ダイヤ変更後、平日11~14時台に大和西大寺駅を発車する京都線の普通は毎時4本となり、すべて京都行に。同時間帯に大和西大寺駅を発車する橿原線の普通も毎時4本となり、すべて橿原神宮前行となる。

天理線の終着駅である天理駅において、現在は平日の11時台に4本(普通3本・急行1本)、12~14時台に毎時3本(12・14時台は普通2本・急行1本、13時台は普通3本)を設定しているが、ダイヤ変更後は平日11~14時台の運転本数を毎時4本に統一する。11・12時台に1本ずつ設定した大和西大寺行の急行は天理線内の各駅に停車。他の列車は平端行の普通として運転される。

  • 京都線(新田辺~大和西大寺間)と橿原線、天理線で昼間時間帯に運転される普通が毎時4本に

  • 平日朝の京都線で新田辺発京都行の準急も設定される

なお、京都線で平日朝に京都行の準急1本を増発するとしており、新田辺駅7時40分発・京都駅8時14分着で運転される。近鉄はダイヤ変更に合わせ、利用状況等に応じた運転本数、運転区間、列車種別、発着時刻の見直しも行うと発表している。