フジテレビの宮司愛海アナウンサーが23日、Spotifyのポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』に出演。配偶者の呼称について持論を語った。
「主人」に違和感があるリスナーの“モヤモヤ”
この日の配信では、「妻の“主人”という言葉の使い方に違和感がある」というリスナーのお便りを紹介。「家で権力を握っているのは妻なのに、家の外では“主人”と呼んでいることにモヤモヤする」とこぼすと、宮司アナは、「奥様はそんなに深く考えて、“主人”って言ってないような気がする」と想像。配偶者に対しては、主人・旦那・夫という呼称があるが、「深く考えて使ってる人はいない」と話しつつ、「私も、“主人”と“旦那”あたりは、ちょっと抵抗がありますね。違和感がある」と正直な気持ちを打ち明けた。
宮司アナは、配偶者の呼称について、「テレビ報道的には、“奥さん”ってあんまり言わない。奥にいた人っていうことだから。主人がいて、その奥にいる人っていう意味で、“奥さん”って使ってるわけなので。それはちょっと時代と合わないので、“奥さん”は基本言わないようになってる」と説明。そのため、“○○さんの妻の○○さん”と表現しているというが、「私生活でもあんまり言わないようにしてるけど、“奥さん”を使わないとなると、代わりの言葉が見つからない」と逡巡。相手の妻の名前が分からない場合、「“妻さん”は元気ですか?って言うのは変じゃん」「だから、“奥さん”って呼ぶしかなくなるんだけど。“奥さん”以外で、何かいい方法ないのかな? って常々思ってる」と悩みを明かした。
また、今年10月に結婚を発表したばかりの宮司アナ。嫁・奥さんという呼称について、「“嫁”とか言われたら嫌だな~」と苦笑し、「“妻”が一番フラット」だと強調。個人的な思いだと前置きしたうえで、「仮に子供が生まれたとして、ママ・パパもあんまり呼ばないようにしたい」と話し、「できるだけフラットでありたい」と自身の考えを重ねた。最後は、「今は変わりゆく時代の狭間にいるというか。いろんなことが変わっていってる」と時代の変化に思いをはせつつ、「これまで声を上げられなかった人たちの声に、しっかり耳を傾けていかなきゃいけない。概ね、正しい方向に向かってると思うから、自分もキッチリ勉強しようと思ってる」と報道人としての気概を示していた。
【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。