フジテレビの山本賢太アナウンサーが24日、東京・両国国技館で行われた肉体美を競うコンテスト「BEST BODY JAPAN 2024」の日本大会に出場し、「モデルジャパン部門」のフレッシャーズクラス(18~29歳)で、全国トップ6に残る成績を収めた。

見事な健闘と言える結果だが、本番後にインタビューすると「悔しい」を連呼し、控室では号泣していたという山本アナ。その背景には、自身が水曜日の進行を担当するお昼のバラエティ番組『ぽかぽか』(毎週月~金曜11:50~)への熱すぎる愛があった――。

  • 「BEST BODY JAPAN 2024」日本大会に出場したフジテレビの山本賢太アナ

    「BEST BODY JAPAN 2024」日本大会に出場したフジテレビの山本賢太アナ

「夢であってくれ!」と天を仰ぐ

“ヤマケン”の愛称で親しまれる山本アナは、スタイルの良さなどを競う「モデルジャパン部門」のフレッシャーズクラスにおいて、4月に行われた関東大会で見事グランプリに輝き、日本大会への出場権を獲得。このクラスは、54人がエントリーする今大会の最激戦区の一つで、予選審査では持ちギャグの「エナジー!!」や「ぽかぽかポーズ」を披露し、その声が国技館に響き渡った。

この予選を突破して、10人で競うファイナルに進出。その中からトップ6に残った。初めての出場で胸を張ってもいい結果に思えるが、「優勝」しか頭になかった本人は悔しさでいっぱいの様子だ。

「自分の“24番”が呼ばれなかった時、頭を思い切り叩かれたような悔しさがありました。ここで優勝して、でっかい声で“みんなで『ぽかぽかポーズ』やりましょう!”と言うのを想定していたので、それができないとなった時に、一瞬信じられなくて、受け入れたくない自分がいて、“負けるってこんなに悔しいんだ”と思いました。『ぽかぽか』の出演者・スタッフの皆さんにも“国技館で『ぽかぽかポーズ』広めてきます”と言っていたので、有言実行できなかったのが悔しいです」

自分の番号が呼ばれなかった直後には、「夢であってくれ!」という思いで天を仰ぐ姿も。その悔しさはステージを降りて控室に戻ると、大粒の涙となってあふれ出てきたそうで、「本当に号泣で、涙が止まらなかったです」と打ち明けた。

ハライチ岩井が現地観戦「最高のパフォーマンスだったよ」

この山本アナの勇姿を、『ぽかぽか』MCのハライチ・岩井勇気は数万円するチケットを自ら購入して現地観戦。ファイナルでのパフォーマンス中には、岩井が「24番いいぞ!」と声援を送ってくれるのが聴こえたという。

それだけに、優勝がかなわず岩井と対面した瞬間、思わずまた涙が。そんな山本アナに、岩井は「カッコよかった。最高のパフォーマンスだったよ」と励ますとと同時に「これで晴れて『ベストボディジャパン』も『ぽかぽか』も卒業だな(笑)」と“岩井節”で労ってくれたそうだ。

ほかにも、配信で観戦していたアナウンス室の佐々木恭子部長は、予選やファイナルが終わるたびに「良かったよ!」「惜しかった!」と連絡をくれ、『ぽかぽか』制作統括の鈴木善貴氏も、終了後に「本当にお疲れ様!」と電話してくれたのだそう。「本当に周りの人に恵まれているなと思いました」という山本アナは、今回の挑戦がアナウンス室やサポートしてくれたスタッフの協力もあって実現できたことを改めて痛感していた。