フジテレビの鈴木唯アナと上垣皓太朗アナがこのほど、新番組『Lady Go』(14日24:25~スタート、毎月1回木曜深夜放送)の初回収録後に取材に応じた。
アナウンサーは「境界を越えていく仕事」
女性たちの心と身体にまつわる情報をアップデートしていく同番組。初回は「乳がん」をテーマに、闘病中の梅宮アンナが病気との前向きな向き合い方を語っている。
この番組に起用されたことについて、上垣アナは「フェムトークという分野があることは知っていて関心もあったのですが、まさか1年目からその専門番組に関わらせていただけると思っていなかったので、とてもうれしいです」と感想をコメント。
その上で、「アナウンサーの仕事は自分の言葉でしゃべりますが、同時に他の人のことをすごく想像して“境界を越えていく”仕事だと思うんです。そういう意味で言うと、一番理解できなそうな遠さのある話題に自分のこととして近づいていこうとするこの番組は、象徴的ですよね」と受け止めている。
「本音で語る」ことを掲げている番組だが、鈴木アナは「私は本音で話し合えないタイプの人間で、ものすごく隠したがりなんです。弱みを見せたくないと思っていまい、人に話を聞くのはできるくせに、自分の話はできないんです」と打ち明ける。
これに対し、上垣アナが「最近は自分の弱い部分や、“今ここで困ってます”とか“調子よくないです”というのをちゃんと言おうという気持ちになってきています」と心境を述べると、「達観してるねえ」と新人に感心する鈴木アナ。今回の番組の打ち合わせで、「“これ言っちゃいけないのかな”とか考えなくて大丈夫です」と言われても不安だったというが、「上垣が横にいるので安心です」と信頼を語った。
収録前に「なつだ! プールだ! レッツゴー!」を歌ってリラックス
新人ながら落ち着きある風格と心地よいアナウンスで話題の上垣アナについて、先輩の鈴木アナに番組のテーマにかけて、入社7か月が経過してアップデートしている部分を聞いてみると、「最初からアップデートされていると思います。上垣と2人で一緒に仕事をするのは今日が初めてなんですけど、いつも横にいてくれる先輩感があるんです。しかも今日は蝶ネクタイで、(『めざましテレビ』で)いつも隣りにいる軽部(真一)さんと一緒にいるみたいな気持ちでした」と絶賛。
上垣アナは「日々未熟なところを感じています。“し”の発音が甘かったなとか思いながら帰ったりしてますよ」と謙そんするが、鈴木アナは「今日も自分の意見を交えつつ、アンナさんに話を振っているのを普通に受け入れた自分がいるんですけど、冷静に考えて“本当に1年目かな?”という気持ちになりました」と重ねて称賛し、上垣アナは「ありがとうございます」と恐縮しながら感謝した。
本人にアップデートの自覚を聞いてみると、「そんなに身構えなくなってきたかなという感じもあります。今までは“鎧”をいっぱい着ていました(笑)」と回答。それを聞いた鈴木アナが「1年目なので収録が始まる前は緊張しそうなんですけど、歌ってました(笑)」と暴露した。
上垣アナは「『なつだ! プールだ! レッツゴー!』ですね。ご存知ないですか?」とその曲名を明かし、「『オシャレ魔女 ラブ and ベリー』というアーケードゲームの曲なのですが、『キャラビズジャーナル』という番組を担当して、キャラクタービジネスのことをいろいろ調べて知ったんです。結構印象的な曲なので、最近頭から離れないんですよ」と、口ずさんでリラックスしていたそうだ。