女優の浅野ゆう子が、9日と16日に放送されるカンテレのバラエティ番組『おかべろ』(毎週土曜14:28~ ※関西ローカル)に出演する。

  • 浅野ゆう子

前編の9日放送では、浅野の歴史にスポットライトを。神戸の有名美少女だった浅野は、小学6年生でスカウトされ、中学1年生に上京し歌手デビューを果たす。とんとん拍子でスターダムにのし上がるが、その背景には地獄のような寮生活が。そこから「私は根に持つタイプ」「初めてもらったお給料で、お寿司屋さんのカウンターに13歳にして座った!」など、想像を超えたぶっとびエピソードが浅野から飛び出し、スタジオは騒然となる。

トレンディードラマ全盛期の1988年には、ドラマ 『抱きしめたい! I WANNA HOLD YOUR HAND』(フジテレビ)に出演し、“W浅野”(浅野温子・浅野ゆう子のダブル主演)が社会現象に。“W浅野”の間には固い絆があったというが、ビンタをするシーンでその絆が揺らぐ事件が起きる。そして、なぜか岡村隆史が「僕も芸人なんで!」と、浅野のビンタ事件の再現に巻き込まれる。

16日放送の後編では、超ド派手だった“バブル時代の芸能界”に迫る。今では考えられないお金の使い方が次々と明らかに。ゴルフ大会にはチャーターされたヘリコプターで移動、海外旅行の飛行機はファーストクラスが当然だったと豪遊エピソードを連発する。

さらに、“華麗なる芸能界交友録”も。家族と思えるほど仲の良かった野際陽子さんとは年に3回のプレゼント交換をするほど親しくしていた。また、トレンディードラマ時代の戦友・陣内孝則、柳葉敏郎との絆は強く、陣内の自宅で開催されたホームパーティーに行っていたことも明かされる。そして番組後半では、間寛平と村上ショージから“浅野が世界的スター、マイケル・ジャクソンと極秘デートに行った”というスクープが…?

2週にわたる“タレント履歴書”企画について、浅野は「自分の人生をひも解いたというか、振り返ってこの50年分のお話をさせていただきました。岡村さんと石田さんがとても素敵なトークの誘導をしてくださったので、スルスルっと言葉が出るような感じで収録が進みました。とても楽しい時間でした」と振り返る。

これから新たにチャレンジしたいことについては、「これからまだ知らない、 経験をしたことがない、これもやってみませんか?というお声があれば、喜んで受けたいですし、またそういうお仕事をいただける俳優でありたいと思っています」とコメント。最後に「振り返えれば、本当にいろんなことを経験させてもらったんだなっていうのを、駆け足で紹介させていただきました」と締めくくった。

■浅野ゆう子 コメント全文

――2週にわたり浅野ゆう子さんの“タレント履歴書”企画で人生年表を振り返ってみていかがでしたか?

自分の人生をひも解いたというか、振り返ってこの50年分のお話をさせていただきましたが、 特別にこれ聞いてほしいとかこれ知ってほしいみたいなものはないので、なんとなく時間を持て余しちゃうかなとも思ったんですけれども、 岡村さんと(NONSTYLEの)石田(明)さんがとても素敵なトークの誘導をしてくださったので、スルスルっと言葉が出るような感じで収録が進みました。とても楽しい時間でした。

――特に印象的な部分はありましたか?

岡村さんは本当に長くお仕事をなさってらっしゃるので、当然ご存知だろうと思っていたことをほぼ経験なさっていなかった、というのが、ジェネレーションギャップとまではいきませんが、私にとって新鮮でした。同じ時代を共有してきた世代の方と思っておりましただけに、これだけ長い時間一線にたって、岡村さんが過ごしてらしたっていうのはすごいことなんだということを改めて感じましたし、また逆に岡村さんの知らないことを私は知っていたんだって、ちょっと先輩チックな、すごくいい気分にもしていただき、楽しくご一緒させていただきました。

――これまで歌手、グラビア、俳優と数々のお仕事をされてこられましたが、新たにチャレンジしたいことはありますか?

俳優、浅野ゆう子というものをここ30余年で作っていただき、 非常に幸せだと思っております。自分が望んでいた、本望の仕事をさせてもらってきました。その中において、キャリアを積ませていただきこの年齢になって、それでもこれはまだ経験したことがなかった!っていうお仕事、いっぱい残っているんですよ。例えば、来年もまた、「新しいことにやってみない?」ってチャレンジするお声をかけていただけたりもしているんですね。それは俳優にとっても、人間 浅野ゆう子にとっても、64歳で新しいことにまたトライできるっていうのはすごくうれしいことで、自分にとって刺激になり幸せだなと思っています。定年しなきゃいけない年齢にほぼほぼ近いところまで来ているんですけれども、「新しいことをやりましょうよ」っておっしゃってくださる方がいるっていうのは、本当に幸せなお仕事に就かせていただいていると思っています。これからまだ知らない、 経験をしたことがない、これもやってみませんか?というお声があれば、喜んで受けたいですし、またそういうお仕事をいただける俳優でありたいと思っています。

――最後に視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。

皆様に2週に分けていろいろなことをお話しさせていただく番組に出していただいたことは、ほぼほぼ無かったので、私で時間がもつかなと不安だったのですが、今自分を振り返えれば、本当にいろんなことを経験させてもらったんだなっていうのを、駆け足で紹介させていただきました。お楽しみに。

(C)カンテレ