JR四国は4日、高架化された松山駅(3代目)の営業開始にともない、71年間の歴史に幕を下ろした松山駅(2代目)への感謝を込めた「二代目松山駅 さよならイベント」について発表した。

  • 松山駅の2代目駅舎(2017年撮影)。高架化にともない71年間の歴史に幕を下ろした

「二代目松山駅 さよならイベント」は11月4日の9時30分から16時まで開催(最終入場は15時45分まで)。2代目駅舎への入場料は無料だが、一部イベントについて参加料が別途必要となる。駅前広場にイベント用駐車場が用意されていないため、公共交通機関の利用を呼びかけている。

施設内をガイド付きで案内する「二代目松山駅探検ツアー」をはじめ、「二代目松山駅線路内体験企画」(参加料1,000円)も。留置線内で実際に使用されたバラスト(砕石・砂利)をオリジナル巾着袋に入れて持ち帰ることができる「二代目松山駅バラスト拾い」、1・2番線で線路設備を点検するための車両に乗る「軌道自転車(レールスター)体験乗車」を実施する。

その他、松山名物「醤油めし」など販売する「人気駅弁祭り」、「アンパンマン列車」グッズやJR四国おもてなしキャラクター「すまいるえきちゃん・れっちゃくん」のグッズ、列車モケットを活用したオリジナルぬいぐるみなど販売する「鉄道関連グッズ販売」、先着50個限定の「二代目松山駅のレール&トロリー線カット販売」も予定している。

松山駅(2代目)の駅名看板や初代「伊予灘ものがたり」で使用していた車両部品など、松山駅にゆかりのある鉄道部品の販売会は9時30分から11時30分まで実施。9時0分から入場順序の抽選を行い、入場抽選券は1枚につき1入場1会計となる。9時0分以前に並ぶことはできない。一部商品は抽選販売となり、当選発表は13時0分を予定している。