俳優・歌手の福山雅治が出演するフジテレビ系バラエティ特番『タビフクヤマ』が、4日(21:58~)に放送される。

  • (左から)リリー・フランキー、福山雅治、満島真之介、広瀬すず

一行がまず向かったのは、鎖国していた江戸時代に、外国からの文化を受け入れる日本唯一の玄関口として栄えた「出島」。小さな人工島である「出島」は、どのような歴史で生まれ、どのような役割を果たしたのか。歴史をひも解くと、世界のさまざまな文化や技術が長崎に集まっていた。そして、長崎の歴史や文化に詳しい長崎歴史風俗研究家・山口広助氏の案内の元、国内に現存する最古の教会として世界遺産に登録されている「大浦天主堂」と「キリシタン博物館」を訪れる。江戸幕府がキリスト教禁止令を発布した当時の日本とキリスト教の関係を深掘りしていく。

福山が学生時代に通った老舗洋食店を巡り、青春の味を堪能する一行。福山がさまざまなカルチャーに触れ始めた10代の頃に通っていたこの店で、現在の福山を構築する礎となった80年代カルチャーを振り返る。さらに、ちまたでうわさされている「学生時代の福山雅治伝説」を本人に直撃。福山は「ズバリ言っても良いですか…?」と、当時の秘蔵写真と共に、真実を明かす。さらに、福山の楽曲の中で「心にグッとくる曲」を長崎県民に調査。ランキング形式で発表していくと、福山の口から名曲の誕生秘話が明かされる。

そして一行は、福山が学生時代から訪れていた山王神社へ。第二次世界大戦時の爆風の跡が残る山王神社には、「山王神社の大クス」と呼ばれるクスノキがある。原爆で枯れ木同然になったが、奇跡的に芽吹き、現在の立派な姿に。爆風による被害の跡が残るクスノキを見て、改めて原爆の恐ろしさを実感する一行。学生時代に、度々訪れていた福山にとって、このクスノキには特別な思いがあり、平和や再生のシンボルとして親しまれているこのクスノキを後世に残そうと、2014年に楽曲「クスノキ」を発表した。学生時代、「クスノキの葉が風に揺れる音を聞きに来ていた」と語る福山。当時と同じく葉が揺れる音を聞きながら広瀬らとともに特別な時間を過ごす。

続いては長崎の伝統的なガラス工芸「長崎ビードロ」の制作体験へ。ポルトガルから渡ってきたと言われる「長崎ビードロ」を、吹きガラス職人・竹田礼人氏からレクチャーを受けながら制作。福山、広瀬すずらが作業を分担して一つのものを制作するが、高温の窯でガラスを熱しながら作るその工程には、危険を伴う作業も。役割分担を話し合う時点で、すでに4人が大盛り上がりだ。

続いては、福山が学生時代にミュージシャンを志した原点の楽器店を約20年ぶりに訪問。音楽に目覚めた中学・高校時代を振り返りながら、2階にあるホールに行くと、ステージ上で練習中の地元の学生バンドが。突然のスター登場に驚く学生たちだが、演奏する彼らを見守る福山の目は真剣そのもの。このステージは、音楽を始めた福山が初めて立ったステージだった。さらに、福山らもステージに立ち、想定外の即興スペシャルライブが開演する。

今回の旅もいよいよ終盤にさしかかり、ついに福山がフリーライブを行う「長崎スタジアムシティ」へ。サッカースタジアムを中心としたこの大型複合施設。完成したばかりのスタジアムに福山が誰よりも先に初潜入する。

そんな「長崎スタジアムシティ」でのライブ開催を目前に控えた福山は、この場所が「さまざまな可能性を秘めている」と話し、地元・長崎でフリーライブをやろうと思った経緯などを語る。

最後の目的地は、長崎の夜景が一望できる稲佐山展望台。向かう車中では、福山がアコースティックギターで長崎にちなんだ曲を弾き語り。いつか稲佐山でライブをしたいと思い、長崎から上京した福山は、そんな思いを込めて「約束の丘」という曲を作った。そして、デビュー10年目にして初の「稲佐山ライブ」が実現。その後も凱せんライブを行ってきたゆかりのある場所だ。そんな「約束の丘」のタイトルに込めた福山の思いも語られる。

【編集部MEMO】
『タビフクヤマ』前回の2022年9月の放送では、富士山麓へ。『ガリレオ』で共演する柴咲コウらと魚釣りやオルゴール作りを楽しんだ。

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