27日のABCテレビのバラエティ番組『探偵! ナイトスクープ』(毎週金曜23:17~※関西ローカル)では、「余命1カ月の母 人生最後のパチンコ」を放送する。
■余命1カ月の母 人生最後のパチンコ
「余命1カ月の母 人生最後のパチンコ」は、静岡県の51歳女性からご依頼。先日、80歳の母が体調を崩して救急車で運ばれた。子宮頸がんが全身に転移しており、余命1カ月ほどと言われ、今は緩和ケア施設のベッドでほとんど寝たきり状態になっている。そんな母が、どうしてもやりたいと言っているものがある。それは「パチンコ」。元気な頃、時々一緒にパチンコ屋に行っていたのだが、お気に入りの台で大当たりを当てると、それはそれはうれしそうにニッコリ笑うのだ。今も、母は早く元気になって絶対にパチンコを打つと言っている。何とか最後にパチンコをやらせてあげたいのだが、自分一人の力では今の母をお店に連れていくことができない。身勝手なお願いと分かっているが、それでも母親の笑顔が見たい、というもの。
依頼者の母は父親がパチンコ台の職人で、幼い頃から365日パチンコに接していたという。さらに、自身も前夫も今のご主人もパチンコ店に勤務。間寛平探偵が「今、一番何がしたい?」とたずねても、「パチンコ! パチンコ連れてって」と懇願する。そこでケア施設の許可を取り、母親のお気に入りのパチンコ店「ABC」本社へ。事情を説明すれば「閉店後なら最大のサポートができる」と約束してくれ……母の笑顔、寛平探偵の誠実なサポートが心に響く感動作となっている。
【編集部MEMO】
『探偵! ナイトスクープ』は、1988年3月5日にスタートしたバラエティ番組。公式サイトで「身近なこと、前々から不思議に感じていたことなどなど、あなたの依頼を優秀な探偵が解決します!」と募集した視聴者からの依頼を受け、探偵が解決に向かう。現在、探偵を石田靖、間寛平、田村裕、竹山隆範、真栄田賢、せいや、ゆりやんレトリィバァ、桂二葉、永見大吾が担当。局長は初代・上岡龍太郎、2代目・西田敏行の後を継いで2019年10月より松本人志が務めていたが、現在は「局長代理」形式で、さまざまなメンバーが順番に担当している。