タレントの堺正章が、「第40回ATP賞テレビグランプリ」(全日本テレビ番組製作社連盟主催)の特別賞を受賞し、8日に都内のホテルで行われた受賞式に登壇した。

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堺は「フランスはパリでオリンピックが開催され、日本勢が非常に頑張っている最中ではございますが、遠く離れましたまた東京で、私、堺正章、金メダルを頂きました!」と喜びを表現。

続けて、「『特別賞』ということで、係の方に“何か対象になる番組とかあったんですか?”って聞いたら、“いや、特に別に”と言われたので、『特に別に賞』なんだということが分かりました次第です」と会場を笑わせる。

さらに、「こちらにお集まりの皆さんは、本当に我々、常日頃お世話になっている方たちばかりでございます。これからもご縁をどんどんつなげていかなければいけない方たちがたくさんいらっしゃるわけでございますが、どうぞ皆さん、私のことをお忘れなく。そしてお問い合わせは、ケイダッシュ(所属事務所)のほうへよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております」と、再び会場を沸かせた。

そして、「私もテレビに携わらせていただいて、60年あまり経ちました。とっても長いこと、テレビの世界で表現させていただいた一人でございます。もっと言えば、テレビに育てていただいた、そんな気持ちで毎日私も頑張っているんではないかと思います」と自己分析した上で、「60年以上、そして年齢にすると78まできましたが、(今回の賞は)番組ではなく、堺正章の人生をドキュメンタリー番組に例えて頂けたんじゃないかなというふうに今感じて、席に座っておりました」という堺。

最後に、「私は父親の代からこの世界にお世話になっている者でございますので、また次の世代につなげていけるように、これからの残り少ない人生ですが、頑張って張り切って、そして笑顔でいきたいと思っております。どうぞ皆さん、これからもご支援をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

堺はこの後も、最優秀新人賞とグランプリ作品のプレゼンターとして登壇。「こんなにこき使われるとは思わなかった」「プレゼンター2回やるのを断ったら特別賞あげないって言われた」とボヤきながら、「素敵な作品を発表できることを、大変うれしく思っております」と本心を語った。

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