JR四国は、一部ダイヤ改正を2024年9月29日に実施すると発表した。松山駅の高架化にともない、乗換え利便性向上のため、特急「宇和海」の指定席を1号車に変更。特急「しおかぜ」に合わせ、宇和島方に指定席を設定することで、よりわかりやすくするという。

  • 特急「宇和海」は9月29日のダイヤ改正で指定席の設定を変更

特急「宇和海」は松山~宇和島間を結び、おもに2000系2~3両編成で運転。松山駅1番のりばで岡山・高松方面の特急「しおかぜ」「いしづち」と接続している。現在、「宇和海」は松山方先頭車の一部を指定席としており、松山駅1番のりばで「しおかぜ」のグリーン車・指定席に近い位置とすることで利便性を確保していた。

松山駅は9月29日から高架線に切り替えられ、新駅舎・ホームの営業を開始。島式ホーム2面4線となり、岡山・高松方面の「しおかぜ」「いしづち」は1番のりば発着、宇和島方面の「宇和海」は2番のりば発着(一部列車を除く)でおおむね統一される。

これに合わせ、「宇和海」の指定席を宇和島方に変更。1号車の1~5番(計20席)を指定席として設定する。高架化された松山駅にて、「しおかぜ」のグリーン車・指定席、「宇和海」の指定席を宇和島方へ統一することで、よりわかりやすく案内でき、「宇和海」「しおかぜ」の指定席利用者もスムーズに乗り換えられるようになる。