JR九州、西日本鉄道、福岡市交通局は19日、「博多祇園山笠」(7月1~15日開催)のクライマックス「追い山笠」に合わせ、7月15日早朝に臨時列車を運転すると発表した。JR鹿児島本線で特急列車、西鉄天神大牟田線で急行の運転も予定している。

  • 「博多祇園山笠」のクライマックス「追い山笠」に合わせ、JR九州は7月15日早朝に臨時列車の特急「きらめき」や普通列車を運転

「追い山笠」は7月15日の早朝、4時59分に櫛田神社をスタート。JR九州は臨時の特急列車として、門司港駅3時1分発・博多駅4時7分着の下り「きらめき91号」を設定し、8両編成(1号車はグリーン車、2~3号車は普通車指定席、4~8号車は普通車自由席)で運転する。グリーン車・指定席は6月20日11時から販売開始する。

鹿児島本線、福北ゆたか線、筑肥線で臨時普通列車「博多山笠号」も設定。鹿児島本線で門司港駅2時20分発・博多駅3時56分着の下り1本と久留米駅3時24分発・博多駅4時15分着の上り1本、福北ゆたか線で直方駅3時10分発・博多駅4時11分着の1本、筑肥線で筑前前原駅3時53分発の1本(姪浜駅から福岡空港駅まで地下鉄空港線へ直通運転)、計4本を運転する。

  • 西鉄天神大牟田線で運転される臨時列車2本(急行1本・普通1本)の時刻

  • 西鉄貝塚線で運転される臨時列車2本(ともに普通)の時刻

西日本鉄道は7月15日早朝、天神大牟田線と貝塚線で2本ずつ、計4本の臨時列車を設定。天神大牟田線の2本中1本は急行として運転され、大牟田駅を2時35分に発車する。途中の新栄町駅、西鉄柳川駅、大善寺駅、花畑駅、西鉄久留米駅、宮の陣駅、西鉄小郡駅、三国が丘駅、筑紫駅、朝倉街道駅、西鉄二日市駅、下大利駅、春日原駅、大橋駅、薬院駅に停車し、西鉄福岡(天神)駅へ3時50分に到着する。もう1本は花畑駅2時53分発・西鉄福岡(天神)駅4時1分着の普通として運転される。

貝塚線の臨時列車2本は普通として運転され、西鉄新宮駅を3時42分・4時2分に発車。貝塚駅の到着時刻は4時5分・4時25分とされている(貝塚駅で地下鉄箱崎線へ連絡)。なお、天神大牟田線・貝塚線ともに臨時列車の先頭車両にヘッドマークを掲出。昨年の1番山・2番山の飾り山をモチーフにしたデザインで、山笠を盛り上げるとのこと。

  • 天神大牟田線・貝塚線の臨時列車に掲出されるヘッドマークのイメージ

福岡市地下鉄は7月15日の3~5時台に全線で臨時列車を運転する。空港線・箱崎線は姪浜駅から博多・福岡空港方面へ計13本(福岡空港行7本・福岡空港発6本。福岡空港行の7本中1本はJR筑肥線から直通)、姪浜駅から貝塚駅へ計3本(貝塚行2本・貝塚発1本)、中洲川端駅から貝塚駅へ計6本(貝塚行3本・貝塚発3本。貝塚発の3本中2本は西鉄貝塚線の臨時列車と接続)を設定。七隈線も臨時列車を計13本(博多行7本・博多発6本。博多行の7本中1本は茶山発、他6本は橋本発)設定した。

「博多祇園山笠」を盛り上げるべく、福岡市地下鉄の全線で「走れ! 山笠号」も運転される。七隈線の1編成、空港線・箱崎線の1編成を使用し、それぞれヘッドマークを装飾。6月28日から七隈線、6月29日から空港線・箱崎線で運転開始(空港線・箱崎線の車両はJR筑肥線姪浜~筑前前原間も走行)し、ともに7月15日午前まで運転予定となっている。