鉄道・運輸機構は14日、北海道新幹線 新八雲(仮称)駅の駅デザイン推薦書を八雲町から受領したと発表した。デザインイメージ3案(A~C案)の中から、B案「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」が推薦案に選ばれた。

  • 新八雲(仮称)駅デザインのB案「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」(提供 : JRTT 鉄道・運輸機構)

新八雲(仮称)駅に関して、八雲町から要望のあったデザインコンセプトは「牧場の中にある駅 ~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」。これをもとに鉄道・運輸機構が駅デザインの検討を進め、A案「牧歌的原風景を未来へと継承する新たな調和の駅」、B案「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」、C案「八雲の悠久な営み、情景を映し出す駅」のデザインイメージ3案を八雲町に提示していた。

推薦案となったB案「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」について、「風景と調和させつつ、飽きのこないシンプルな形状を見事に表現している」などの意見があったという。外装は黒系の落ち着いた色とし、森の木立をイメージした木調の縦ラインを取り入れることで、自然環境との一体感を出した。今後はこのデザイン案をもとに、鉄道・運輸機構で駅舎設計を進めるとしている。