King & Princeの永瀬廉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『東京タワー』(毎週土曜23:00~)第8話が8日に放送され、ラストの展開が反響を呼んでいる。来週15日には、最終回1時間スペシャルが放送される。

(この記事はネタバレ、最終回の予告を含みます)

  • 永瀬廉、板谷由夏=テレビ朝日提供

■直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を実写ドラマ化

2005年に黒木瞳×岡田准一で映画化された、直木賞作家・江國香織氏の恋愛小説を連ドラ化。永瀬演じる21歳の青年・小島透と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛、その儚く甘美な世界を、現代の東京の最旬スポットを舞台に、令和という新しい時代ならではのストーリーとキャラクターで大胆に描き出す。透&詩史とともに、松田演じる大学生・大原耕二とMEGUMI演じる孤独を抱える主婦・川野喜美子の“危うい関係性”も描かれる。先週の第7話放送時には、Xでタイトル「東京タワー」のほかにも「詩史さん」「喜美子さん」など、関連ワードがトレンドを席巻。TVerでもランキング1位を獲得し、見逃し配信総再生数も1,650万回を突破(ビデオリサーチにて算出/4月21日~6月6日)している。

■第8話、透と耕二が一世一代の告白

第8話、最悪の夏を終えた透と耕二は、再び自分の気持ちと向き合い、一世一代の告白を決意。近づいたと思ったら離れていってしまう詩史に対し、透の思いはますます強くなるばかり。ついには感情的になり、「僕じゃなくて、あの人を捨てればよかったんだよ!」「あの人と別れてよ」「そんなにあの人のことが好き? 僕よりも」とこれまでには見せなかった本心を詩史にぶつける。「無理よ」「私はもう一人でいたくないの」という詩史の答えに「僕は一人にカウントされてないってこと?」と絶望を感じた透は、その場から去る。

2つの恋を一気に失った耕二は、就職活動の会場で由利(なえなの)と再会。「私が一番ムカついたのは……耕二くんがあの人をかばったことだよ」「あの人のことが本気で好きなんだって、わかったから」と告げられたことで改めて自分の気持ちに気付き、喜美子の家へ。比奈(池田朱那)から喜美子はすでに追い出されて家にいないこと、そして「最後まで耕二くんのことかばってた」「私が何よりも許せないのか、お母さんが今でも耕二くんのこと好きってことだよ」と喜美子の気持ちを間接的に伝えられ、居場所を教えてほしいと頼み込む。そして耕二はスーパーで働いている喜美子のもとへ。「会いに来た。どうしても忘れられなくて。喜美子さんに会いたくて。出会わなければよかったなんて言わないでよ。俺は喜美子さんが好き」と思いを伝える。

自ら詩史に電話し「今夜会いたい」と思いをぶつける透。詩史は「無理よ」と断り、夫・英雄(甲本雅裕)との食事に向かうが、結局透のもとへ。「もう限界なんだ。詩史さんと離れたくない」「もう詩史さんがいない人生なんて考えられない。詩史さんはどう思ってる?」と迫られ、「あなたと生きたい」「私はあなたのことを……」と答える詩史だが、その先を遮るかのようにキスをされ、目を閉じる。そして「詩史さん、一緒に暮らそう」と透は伝えるのだった。

透と耕二が、それぞれ本気の思いをぶつけた第8話。しかしラストでは、英雄が透の母・陽子(YOU)へ「あなたの息子さん、不倫してますよ、僕の妻と」と告げ……。

■SNSでは詩史と英雄の行動に驚きの声が

そんな英雄の行動に、SNSでは「本人に言えよ…」「旦那はそこに告げ口しにいくんかい!」「旦那さんこっわ!」「旦那さんの行動に震えてる。ホラーよりホラー」との声が。詩史でも透でもなく、陽子に二人の関係を伝えたことで、二人の恋はどんな展開を見せるのか。今まで透のアプローチをさりげなく交わしてきた詩史の「あなたと生きたい」という返答にも「詩史さんが透を選んだのは予想外だった」「思ってなかった展開」と、驚きの声が上がっている。

来週15日には、最終回1時間スペシャルが放送される。「最終回何が起こるか分からない」「最終回楽しみ過ぎる」という期待の声とともに注目が集まっているのが、喜美子の夫役・裕介を演じるおいでやす小田が登場するかどうかということだ。これまで本編の登場は家族写真に映っていたシーンのみとあり、SNSでは「おいでやす小田さんは結局写真だけ?!笑」「おいでやす小田さん出てきたら絶対トレンド入りすると思う」と待ち望む声が上がっているが、果たして。そんな最終回では陽子が帰宅した透を問いただすが、逆上した透から「散々好き勝手に生きてきた人に言われたくない」と言い返されてしまう。一方、喜美子に告白した耕二はキスを迫るが……。透と詩史、耕二と喜美子、それぞれが下す決断とは。

【編集部MEMO】15日放送 最終話1時間SPあらすじ
「もう詩史さんのいない人生なんて考えられない」「一緒に暮らそう」――小島透(永瀬廉)の前に現れた浅野詩史(板谷由夏)。透はもう二度と離れたくない焦りから、「必ず実現するから待ってて」と懇願する。その頃、詩史の夫の浅野英雄(甲本雅裕)は透の母・陽子(YOU)のもとを訪れ、透と詩史の関係を暴いていた。衝撃の事実を確信した陽子は帰宅した透を問いただすが、逆上した透から「散々好き勝手に生きてきた人に言われたくない」と言い返されてしまう。一方、もう一度川野喜美子(MEGUMI)に会いたいと、決死の思いで居場所を突き止めた大原耕二(松田元太)。困惑する喜美子を前に、「俺は喜美子さんが好きだ」と告白し、キスを迫る。荷物をまとめ、家を出た透は、「しばらく泊めてほしい」と耕二のアパートへ。詩史との生活のために医学部を中退し、就職しようと勢いづく透に驚く耕二。しかし“好きな人と一緒にいたい”という思いは2人とも同じで、まさに人生の岐路に立たされていることを実感するのだった。やがて大切な人を奪われたことに苛立ちと苦悩を見せる陽子と浅野は、ある驚きべき行動に……。透と詩史、耕二と喜美子、それぞれが下す決断とは。