国土交通省は、2月9日付で大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)から申請のあった加算運賃の上限設定について、4月23日に運輸審議会が「認可することが適当である」旨の答申を出したことから、5月17日に国土交通省として認可したと発表した。

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対象は中央線延伸部の3.2営業キロメートル。大阪市高速電気軌道の申請によると、中央線延伸(コスモスクエア~夢洲間)にともない、延伸にかかった設備投資費用等の一部を利用者に負担してもらうため、同区間および同区間と他の区間とにまたがって乗車する場合は、大阪市高速電気軌道が適用している基本運賃に加算運賃を加えるとのこと。コスモスクエア~夢洲間の加算運賃は普通旅客運賃90円、通勤定期旅客運賃(1カ月)3,370円、通学定期旅客運賃(1カ月)1,520円となる。

中央線延伸部(コスモスクエア~夢洲間)は、2025年大阪・関西万博会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートとして、2025年1月末の開業をめざし、準備を進めている。加算運賃適用後の新たな運賃の詳細は、後日改めてホームページ等で案内する。