2001年に安田大サーカスを結成してから、20年以上活動を続けているクロちゃん。今の仕事に対する思いを尋ねると、「与えられたことをやって、全部人のせいにできる形にするというのが僕の今のスタイルなのかなと思います」と回答。

また、『水曜日のダウンタウン』を中心に、事前に何も知らされてない状態から急に始まる仕事が増えたことで、いつどんな仕事が降りかかってくるかわからないという意識に変わったそうで、「とにかく始まったら終わらせる」という気持ちで仕事と向き合っている。

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さらに、「『水ダウ』がえぐいことが多いので、何かやるのか、死ぬのかという2択を考えるようになりました。死ぬよりはマシだからやるしかないという感じで。究極の2択を覚えました」と、過酷なロケを重ねてきたからこそたどり着いた境地を告白。「バンジージャンプなんて飛びたくないけど、死ぬよりマシだと思って飛ぶようになったので。『大脱出』も、死にたくはないから何とかして脱出しようという方向に持っていきました」と語った。

今後の抱負を尋ねると、「自分の冠番組はやりたいです」と願望を告白。「アロマコーディネーターの免許を取っているのでアロマとか、ちょっと博学な感じの番組をやりたいですね」とイメージを明かした。

そして、「あんまりキツいものはやりたくないです」とも言い、「『大脱出』で小峠(英二)さんとバカリズムさんが天上人みたいな感じでうちらを見ていて、ずるいなと。自分もいずれそちら側の立ち位置になって『バカなことやってんな』って笑いたいです」と理想を語った。

プライベートに関しては、「10年ぶりにリチという彼女ができて、今1年半付き合っているんですけど、あと2年遊びたいので、2年経ったら結婚しようかなと思っています」と2年後の結婚を目標に。

「あと2年遊びたい」という気持ちはリチに直接話してないものの、「番組とかで何回か言っているのでたぶん知っていると思います」とのこと。「それを見てショックを受けているか怒っているかどっちかだと思うんですけど、何も言ってこないので逆に怖いです。きっと待ってくれているのかなとは思いますけど」と話した。

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出川哲朗のように「近い未来、僕は好感度芸人になります!」

ファンへのメッセージもお願いすると、「俺が苦しんでいるのを喜ぶ人たちばかりだから。スタッフさんとかにもよく、『クロちゃんは苦しそうに見えないからいい』と言われるんです。今回も埋められて本当にしんどくて苦しい顔をしているのに、全然かわいそうに映らないって何なんだろうって」とぼやくクロちゃん。

その上で、「僕は今、いろんなことをやらされて、『バカだな』『最低だな』『気持ち悪い』とかいろいろ言われているかもしれませんが、もうちょっとで裏返ると思っています。出川(哲朗)さんみたいに好感度芸人に変わると思うので、変わっていくサクセスストーリーをしっかり見てください。近い未来、僕は好感度芸人になります!」と宣言。

とはいえ、どうなったら好感度芸人になれるのかは「わからない」と言い、「出川さん本人からも『思っているより早く変わりそうだね』『昔の僕を見ているみたい』と言われましたが、そこから5年経っても何も変わらず、より過酷な仕事しかさせてもらってなくて」と吐露しつつ、「いつかは好感度芸人になって、俺が天上人みたいに、若手芸人のキツいロケをゲラゲラ笑ってやります!」と変化を期待していた。

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■クロちゃん(安田大サーカス)
1976年12月10日生まれ、広島県出身。松竹芸能所属。2001年に団長安田、HIROと共にお笑いトリオ・安田大サーカスを結成。スキンヘッドにソプラノボイスが特徴で、バラエティ番組を中心に活躍。最近では、番組やイベントのMC、アイドルグループのプロデュース、プロレス参戦など、活躍の幅を広げている。趣味・特技は、ピアノ、社交ダンス、詩を書くこと、アロマ、カポエイラ。