どんなロケも受け入れて乗り越えてきたものの、『大脱出2』では自分ではどうにもできない状況すぎて「今までのノウハウが一つも使えなかった」と振り返る。

そして、藤井プロデューサーの「クロちゃんが今も五体満足で暮らしている……という若干のネタバレはありますが」というコメントを見て驚愕したそうで、「当たり前だろと。本当に藤井さんはイカれているんだなと思いました」と話した。

  • クロちゃん

2022年に番組のおかげでリチという彼女ができた際には、「ありがとうございます」と藤井プロデューサーに感謝するも、その1週間後に『大脱出』シーズン1のロケで土の中に埋められることに。

「感謝するとひどいことをされるんだろうなと思って、そこから1回も感謝の言葉を言ってなかったんですけど、また埋められたので、言っても言わなくても埋められるんだなと思いました」

『水曜日のダウンタウン』の反響は大きいと感じているものの、アンチの声がほとんどだという。

「『Xのフォロワーが増えてよかったね』と言われますが、アンチの人ばかりですから。朝『おはよう』って写真をアップしたら、『また目が覚めやがって』とか100~200の文句が来るから何なんだろうなと」

そんなアンチコメントを大量にもらっても、精神的にダメージを受けることはないという。

「僕はアイドルになりたかった人で、写真をあげてみんなに喜んでもらおうと思ってやっているだけなので、それに対して文句を言われたところで、悪いことはしてないからずっとやってやろうと思っています」

また、「良いことを言う人も悪いことを言う人も表裏一体」と考えているそうで、「文句を言っている人も、意識して僕のことを見ているから好きになる可能性がある。その人たちも好きにしてやろうと思ってやっています」と、アンチから好きに変わることを期待している。

  • クロちゃん

人のせいにすることを覚えて「心を保てるようになった」

ポジティブマインドをどのようにして手に入れたのか尋ねると、「僕はもともとは誰よりも心が弱い人間だったと思います。すぐ泣いたり諦めたり」と打ち明け、小学校2年生のときの出来事がきっかけにポジティブに変わったと明かす。

「テストの点数が悪かったときに先生にめちゃくちゃ怒られて、泣いて精神崩壊みたいになったんです。そのときに初めて先生のせいにして、きちんと教えることができない先生が悪いと思ったら心のダメージが減りました。さらに『先生は教え方がよくないから家で自分で勉強しよう』と思ったら、すごく楽な気持ちで勉強ができて、点数も良くなったんです。そうではなく勉強しないとまた怒られるというマインドでやっていたら、追い込まれてうまくいかなかったと思います」

そして、「人のせいにすることを覚えてすごく楽になり、心を保てるようなったので、それ以降、なるべく人のせいにするようにしています」と説明。芸人としてもそのマインドを大切にしている。

人のせいにするために、自分がやるべきことはしっかりやるように。

「できることはやらないと自分のせいにされてしまうので、台本があるときは読み込んで、ボケが書いてあったらその通りやりますから。それでウケなくて『クロちゃんよくなかった』と言われたら、『台本を書いた人のセンスがなかったんじゃないですか?』とスタッフのせいにしています」