JR九州が2024年3月16日に実施したダイヤ改正で、特急「リレーかもめ」の使用車両が一部変更されたという。787系を使用する「リレーかもめ」の本数が増える一方、885系を使用する列車の本数が減少している。

  • ダイヤ改正で787系を使用する「リレーかもめ」の本数が増える

特急「リレーかもめ」はおもに博多~武雄温泉間で運転され、武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」(武雄温泉~長崎間)と対面乗換えを行う。定期列車の使用車両は787系8両編成または885系6両編成とされている。特急列車の各列車の車両形式なども掲載した「JTB時刻表」によれば、ダイヤ改正前は下り14本・上り12本を787系、下り・上り各4本を885系で運転していたという。

ダイヤ改正で一部列車の使用車両が変更され、日中時間帯の下り「リレーかもめ17号」と上り「リレーかもめ22号」、夕夜間の下り「リレーかもめ49号」と上り「リレーかもめ54号」をそれぞれ885系から787系に変更したとのこと。885系の「リレーかもめ」が減って夕夜間の上下各2本のみとなり、朝から日中時間帯にかけて「リレーかもめ」の定期列車は787系で運転されることになる。

  • 885系の「リレーかもめ」は上下各2本のみに

なお、春休み期間(4月7日までの金曜日と土休日)とゴールデンウィーク期間(4月26日から5月6日までの毎日)に、特急「リレーかもめ」の臨時列車も運転予定。上下各4本を設定している。車両形式に関して、下りは「リレーかもめ81・85・87号」を787系、「リレーかもめ83号」を885系、上りは「リレーかもめ82・86・88号」を787系、「リレーかもめ84号」を885系で運転予定とのこと。