アンファーは3月29日、花粉症に関する調査結果を発表した。調査は2023年2月、47都道府県各100人(20代~60代各10人、合計4,700人)を対象に行われた。

  • 花粉症罹患率が高い都道府県

花粉症罹患率が高い都道府県は、福井県と群馬県が22ptで同率1位に。2位は滋賀県(19pt)、3位は同率で茨城県、山梨県、徳島県、埼玉県(17pt)という結果に。

花粉症を罹患している人は昨年より約110%増加しており、花粉症に対して罹患不安がある人に関しても調査した結果、昨年から約120%増加する結果となった。今や日本人の約半数が罹患すると言われている花粉症だが、引き続き猛スピードで日本全体に花粉症が広がっていることが伺える。

頭皮の花粉トラブル対策、医師が解説

花粉によるトラブルとしては、目のかゆみ、くしゃみ、肌荒れなどが代表的だが、意外にも、頭皮やまつ毛も花粉による花粉トラブルが起こってしまう可能性があるという。

頭皮の花粉トラブルについて、クレアージュ東京 エイジングケアクリニック院長の浜中聡子医師によれば、加齢とともに水分などのバランスが崩れ、乾燥しやすくなると、頭皮が刺激に敏感になり、花粉によるアレルギーの症状も出やすくなるとのこと。この症状をそのまま放置してしまうと、髪の毛の成長を妨げてしまい、薄毛の原因につながりかねないという。花粉による皮膚のトラブル予防としてしっかりと髪を洗う、頭皮保湿液で乾燥を防ぐ、こまめに髪の分け目を変える、髪に必要な栄養素を食生活から取り入れるといった日常的な対策を取り入れることを推奨している。

  • 花粉により頭皮が炎症した症例(クレアージュ東京エイジングケアクリニック提供)

また、目に花粉が入り痒いと感じた時に、まつ毛・まつ毛の生え際を擦ると負荷がかかりまつ毛が抜けてしまう原因に。花粉症による摩擦で一時的にまつ毛が少ない場合は、まつ毛が生えやすい、また今あるまつ毛を抜けにくく強くする環境づくりをすることが大切だという。バランスの良い食事や質の高い睡眠を取り入れたり、目元を温めたりと、まつ毛に栄養を届けることを心がけることができる。また、肌や髪の毛と同じく、まつ毛も保湿・ケアが重要。目元の状態を良くすることで、まつ毛を生やしやすくする環境を作ることができるという。