元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が25日、YouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』で公開された動画「【三井ゴールデン•グラブ賞SP】伝説捕手が選ぶ“最強守備職人”は!? 古田、谷繁、矢野、西山が将来を託したキャッチャー!!」に出演。“キャッチャーから見た最強守備職人”を明かした。

古田敦也氏

空振りした時だけ牽制するプレーも

“キャッチャーから見た最強守備職人”として、ヤクルトでともにプレーした宮本慎也氏を挙げた古田氏。「やっぱり、大体あの辺に(打球が)飛びそうとかあるじゃない? ゴロだったらここ、とか。もちろん打たれることもあるんだけど」と同意を求めつつ、「それをいちいち指示できない。キャッチャーの都合で、『あの辺に飛びそう』と思ってもサインも出せないしさ。ホンマに(ちょっと)指で『こっちこっち』ってするくらいだけど、この人(宮本さん)は絶対見てる」と現役時代を振り返る。

さらに、「よく(指示を)見てくれてるんで。こっちの都合で、『あっち守れ、こっち守れ』と指示しなくても、動いてくれてる」と続け、「他のチャンネルでも言ったことあるんだけど、空振りした時だけ牽制するとかっていうのも、二人でやってたんで」と回想。「空振りした時に、セカンドランナーが飛び出すやん? それを狙って刺しにいってた」と明かしながら、「そういうのも含めて、やっぱりありがたかったですね」としみじみと語っていた。

【編集部MEMO】
古田敦也氏は1965年8月6日兵庫県生まれ。川西明峰高、立命館大、トヨタ自動車を経て、1989年ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。MVP2回(93年、97年)、首位打者(91年)、ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回など数々のタイトルを受賞。2005年に通算2000本安打達成。2006年選手兼任監督に就任し、2007年現役引退。2015年に野球殿堂入り。現在は野球解説者として活躍。