しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」は、3月20日、「電動アシスト自転車の購入」に関するアンケート調査結果を発表した。同調査は、2024年3月、電動アシスト自転車に乗っている男女200人を対象にインターネットにて実施された。

  • 電動アシスト自転車の購入価格

はじめに、電動アシスト自転車の購入価格について尋ねたところ、最も多い回答は「10〜12万円」(27%)という結果に。 次いで「8〜10万円」(23%)「5〜8万円」(14.5%)となった。電動アシスト自転車は新車価格が10万円前後する物が多いため、実際の購入価格帯もその近辺の価格での購入が大半となっていた。

  • 電動アシスト自転車を購入した場所

次に、電動アシスト自転車を購入した場所を尋ねると、1位「自転車専門店」(64.5%)、2位「ホームセンター」(18%)、3位「インターネット(新品)」(9.5%)という結果になった。価格が高い商品になるので、専門店で試乗して比較し検討しやすい形での購入方法が安心できるのかもしれない。

  • 電動アシスト自転車の購入にあたり最も重視すべきこと

電動アシスト自転車の購入にあたり最も重視すべきことを尋ねたところ、1位は「走行可能距離(容量)」(17%)、2位「メーカーの信頼性」(15.5%)、3位「坂道走行性」「車体の重量」(15%)となった。結果からバッテリーが満充電の状態でどれくらいの距離を走れるのかどうかが1番気になる点のようだ。

1位「走行可能距離(容量)」を選んだ理由を尋ねると、「電源が切れてしまうとただ重い自転車だから」(30代男性)、「どこまで行けるのかわからないと途中でバッテリーが切れたら大変だから」(40代女性)といったコメントが寄せられた。電動アシスト自転車バッテリーが切れてしまうと通常の自転車よりも漕ぐのが大変になるため、バッテリー容量が多いことによる安心感を重視する意見が多く見られた。また充電の手間があるため充電頻度が少ない方がいい、という理由も多く見られた。 

2位「メーカーの信頼性」を選んだ理由を尋ねると、「一番の安心感はやはりメーカー、保証がしっかりとあるから」(30代女性)、「他国のメーカーの電動アシスト自転車は発火して爆発するケースも有るため、メーカーの信頼性は重要」(50代~男性)といったコメントが寄せられた。高価な商品になる事も影響してか、もしもの時の保証の点で安心感があることで信頼のあるメーカーを重視する意見が見られた。購入方法として自転車専門店での購入割合が高かったこととも関連性がありそうだ。

3位「坂道走行性」を選んだ理由を尋ねると、「家の近くに急勾配の坂道がある為」(20代男性)、「ただでさえ車体が重いので、坂道で押すことにならないようにしたいから」(30代女性)といったコメントが寄せられた。結果から、電動アシスト自転車は坂道でもすいすい登れるというイメージがあるため機能としても強く求められているようだ。また住む地域として坂道が多い場合にも重視されていることが分かった。