若狭湾観光連盟は3月9日と10日、渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)で「青々吉日 敦賀・若狭フェア」を開催する。関係者は「敦賀・若狭の知られざる魅力を五感で満喫できる機会です」とアピールする。

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    渋谷スクランブルスクエアで「青々吉日 敦賀・若狭フェア」を開催

「青々吉日 敦賀・若狭フェア」は、福井県嶺南地方の敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市・おおい町・高浜町の魅力を体験できるイベント。北陸新幹線の金沢~敦賀間が3月16日に開業することを記念して開催される。

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    渋谷スクランブルスクエア12階 Scene12にて。入場無料

かつて敦賀・若狭は「御食国」(みけつくに)と呼ばれており、塩、海産物などの豊富な食材を京の都に運んでいたという。そこで当日の会場でも、オリジナリティあふれる物産展を開催。珍しい逸品、伝統の地酒、グルメのほか工芸品などを揃えた。食事やアルコールが楽しめる店舗「PUB 青々吉日 TSURUGA・WAKASA」も期間中にオープンする。

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    敦賀市は国内最大の「おぼろ昆布」の生産地ということで、メディア内覧会には現代の名工である別所昭男さんが登場。昆布すき職人としての熟練の手仕事を披露した

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    物産展から。おぼろ昆布を削ったあとに残る芯の部分を極め細やかに削った「太白おぼろ極」(15g、540円)

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  • 青葉山のふもとで栽培された栄養たっぷりの杜仲茶「WAKASATOCHU」(972円)
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    へしこ風味フレーバーをポテトチップスにかけてシャカシャカ混ぜて食べる「へしこ風味 ポテトチップス」(120g、500円)

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    「若狭塗箸」(1,200円)

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    甘くない大人の梅リキュール「BENICHU38度」(300ml、1,450円)

四季折々で異なる表情を魅せる敦賀・若狭の観光名所を、ポスター、写真、パンフレットなどで紹介するコーナーも設置する。

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    福井県で唯一の国宝建造物の明通寺、難攻不落の堅城だった美浜町の佐柿国吉城址などを紹介するポスター

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    春夏秋冬で様々な楽しみ方ができる各エリアを紹介

さらには、伝統工芸「若狭塗箸 研ぎ出し」「若狭パール アクセサリー作り」を体験できるコーナーも用意している。

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    日本一の箸の生産量を誇る小浜市で作られている「若狭塗箸」の研ぎ出し体験

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    真珠が育つ国内最北端の若狭の海が育んだ「若狭パール」を使用したアクセサリー作り体験

メディア内覧会には、福井県知事の杉本達治氏が登壇して挨拶。その冒頭、令和6年 能登半島地震により被災した方々に心からの見舞いと連帯の気持ちを示した。そのうえで「頑張ろう北陸ということで、一生懸命、北陸エリア全体のPRをしていきたい思いです」と続ける。

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    福井県知事の杉本達治氏

「この1年を通じて、敦賀・若狭のエリアでキャンペーンをしていきます。青々(あおあお)は、若狭湾、神秘的な三方五湖、別名"若狭富士"とも呼ばれる青葉山、そうした名所を想起させるキーワードです。また私たちの地域には由緒ある神社仏閣も数多く残っており、伝統的なお祭りなども実施していますので、吉日という言葉で表現させてもらいました。ぜひ、週末の渋谷で敦賀・若狭の魅力を体験していただき、北陸新幹線が3月16日に延伸してからは、最果ての聖地である敦賀駅まで新幹線に乗って遊びに来ていただけたら幸いです」(杉本知事)

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    金崎宮(敦賀市)で行われる伝統の「花換えまつり」のデモも披露された。2024年は3月30日から4月9日まで開催される

このあと舞台上では、気比の松原(敦賀市)~久々子湖(美浜町)~若狭和田ビーチ(高浜市)などを巡る「若狭湾サイクリングルート(わかさいくる)」の紹介、一社両拝の珍しい「和合神社」や、恋人の聖地「幸せの鐘」などのある「レインボーライン」の紹介などが行われた。

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    三方五湖レインボーラインのPRを行う様子。虹色の相合い傘をさし、三方五湖を背景に写真を撮るとSNS映えすると若者に人気だという

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    両側から参拝できる和合神社でお参りをし、2人で幸せの鐘を鳴らすとご利益があるとのこと