俳優の佐々木蔵之介が主演を務める『映画 マイホームヒーロー』(3月8日公開)のキャストリレーインタビューPV<ラスボス編>が29日に公開された。
■『映画 マイホームヒーロー』佐々木蔵之介が津田健次郎にインタビュー
公開されたのは、主演・佐々木による、キャストリレーインタビューPV。癖が強すぎる狂気のラスボス・志野(津田健次郎)は映画より登場のキャラクターで、主演の佐々木は津田の印象を 「ドラマでは吉田栄作さんがクセ強だったのですが、映画になってさらにクセ強な方が登場された」と振り返る。志野が哲雄の職場に現れ、初対面となるシーンでは隣のデスクでシャボン玉を吹いたり、倉庫で哲雄をリンチしたりと、かなりの狂いっぷりで「(キャラクターを)面白く作ってきはったな」と感激したことを明かす。一方、津田は「蔵之介さんとガッツリお芝居させていただくことが一番の楽しみで早く撮影が来ないかな」と佐々木との共演を心待ちにしていたことを明らかにしている。
また、クセ強なキャラクターの役作りに関して聞かれると、監督の「新しい悪役像を作りたい」「(志野のキャラに)クセをつけたい」というリクエストにより、その場のアドリブでキャラ案を出し、絶賛されたという津田。監督の難題にも「そんなリクエストをもらえるなんて本当に光栄で(志野を演じて)とても楽しかった」と楽しんでいる様子を見せた。津田の演技を見た佐々木は「きたー!!! でもいい声やなぁ。色っぽいなぁ」とイケメンボイスが印象的だったようで、哲雄の血を舐める狂気のシーンでは「舐めたもんなあ~!」と現場で思わず言葉に出てしまうほどだったと語る。
原作の山川直輝氏も「志野を演じられた津田健次郎さんの怪演により、全体のクオリティを大きく上げていただいたと思います。脚本執筆時、原作に志野がまだほとんど登場していなかったため、実写版のスタッフの皆様にほぼオリジナルで1から作り上げて頂いて、あのいいキャラになったことに感謝しています」とコメント。また、漫画担当の朝基まさし氏も「出来上がった映画は真摯に、誠実に、丁寧に作られた作品だと思います。観た人の心に届く一本になれば嬉しいなぁ」と映画の公開に向けて期待を寄せた。
そんな緊迫のシーンが多い2人だが、撮影中のほっこりエピソードも。津田は、佐々木が衣装を速攻着替え、大浴場に向かう姿を見て「よっぽどお風呂がお好きなんだろうな」と感心したそう。寒い中の撮影だったということで、佐々木は「一刻も早く風呂に入り温まって、ビールを飲んで寝る」と当時の気持ちを説明した。
【編集部MEMO】
『マイホームヒーロー』は原作:山川直輝氏、漫画:朝基まさし氏による同名コミックの実写化作。ドラマ版は2023年10月よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送され、12月19日に最終回を迎えた。どこにでもいる普通の父親が娘に危害を加えようとした彼氏を殺してしまう衝撃の幕開けから、殺した彼氏が所属する半グレ犯罪組織に狙われながらも家族を守るための命がけの騙し合いが繰り広げられ話題に。映画版ではドラマ最終回から7年後を描く。
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