京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINSは27日、ダイヤ改正を実施する3月16日以降の新ダイヤを京都丹後鉄道のサイトに公開した。この中で、丹鉄線内を走る特急「たんごリレー」について、「丹後の海車両 又は KTR8500系車両で運転」と明記された。

現行の特急「たんごリレー」は「丹後の海」車両(KTR8000形)を使用。福知山駅で京都・大阪方面のJR線特急列車と接続し、宮福線・宮豊線経由で天橋立・網野方面へ運転される。下りは「たんごリレー1・3・5号」の3本、上りは「たんごリレー4・6号」の2本を設定。下り「たんごリレー1号」、上り「たんごリレー4号」は網野~豊岡間で快速列車となる。

ダイヤ改正後、下り「たんごリレー1号」の福知山駅発車時刻が2分繰下げ、下り「たんごリレー5号」の福知山駅発車時刻が10分繰下げに。上り2本は号数を変更し、「たんごリレー2・4号」として運転される(2本とも時刻は現行とほぼ同じ)。使用車両も変更があり、現行の「丹後の海」車両に加え、新たにKTR8500形を投入することとなった。

その他、宮津駅7時30分発・福知山駅8時9分着の快速列車と、網野駅20時32分発・西舞鶴駅21時42分着の普通列車も「丹後の海車両 又は KTR8500系車両で運転」と記された。

KTR8500形は、昨年までJR東海の特急形気動車キハ85系として活躍した車両。「タンゴ・エクスプローラー」車両の廃車にともない、JR東海から計4両を譲り受けた。ワイドビューかつ床を高くしたハイデッカー車両で、丹鉄沿線の海や山など風光明媚な景色を存分に楽しめるという。今後、当面は線内特急予備車として運用予定とされている。