女優の武田玲奈が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『あなたの恋人、強奪します。』が4月(ABCテレビ:4月14日スタート毎週日曜23:55~、テレビ朝日:4月13日スタート毎週土曜26:30~、TVer・ABEMAで見逃し配信あり、ほか地域でも放送予定)にスタートする。渡邊圭祐、渡邉美穂も出演する。
■人気ミステリー作家・永嶋恵美氏による『泥棒猫ヒナコの事件簿』を実写化
2016年に『ババ抜き』(『アンソロジー 捨てる』収録)にて第69回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した人気ミステリー作家・永嶋恵美氏による『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズ(『あなたの恋人、強奪します。』、『泥棒猫リターンズ』、『別れの夜には猫がいる。』)を実写ドラマ化する。物語の舞台は、もつれきった男女関係に悩める女性だけが見つけることのできる謎の探偵社・オフィスCAT。この探偵社は、“あなたの恋人、友達のカレシ、強奪して差し上げます。”という怪しげな広告を出し、やむにやまれぬ「別れたい」「別れさせたい」という依頼を引き受け恋愛トラブルを解決している。社長・皆実雛子は、強奪率100%の凄腕女探偵、通称・“泥棒猫”。彼女は、ターゲットとなった男性を惚れさせるために容姿から人柄までを変幻自在に操り、あらゆる手段を使って男女仲を引き裂く恋愛トラブルバスターだ。法律やネットに強い相棒・浅沼陽介とともに、日々依頼者の女性たちを救っている。そんなある日、早川梨沙から「暴力をふるう彼氏を強奪してほしい」と依頼が入る。誰にも相談できない悲痛な依頼を受けたヒナコは、梨沙から一通り事情を聞くとDV彼氏の強奪作戦に乗り出し……。DV、浮気、モラハラ…クズな男との恋愛トラブルを“強奪”という手段で根本から解決し、声にならぬ助けを求める女性にそっと幸せを運ぶ新感覚の略奪エンターテインメントとなっている。
■武田玲奈×渡邊圭祐×渡邉美穂の出演が決定
探偵社オフィスCATの社長のヒナコは、赤メガネ、三本の三つ編み、真っピンクのスカート姿と普段は野暮な風ぼうをした物静かな女性だが、依頼を受けると一変、容姿・人柄を変幻自在に操り狙った男性を必ず落とす。その強奪率=依頼達成率はなんと100%。武田が、そんなミステリアスな女探偵・ヒナコを演じる。
ヒナコの相棒で切れ者の便利屋・浅沼陽介役には渡邊。弁護士を目指して司法浪人するかたわら、オフィスCATでヒナコの右腕として働く社員で、切れ者で法律にもインターネットにも強い。なお、弁護士試験には3回落ちている。
DV彼氏と別れたい依頼人・早川梨沙は、不動産営業として働く会社員。彼氏からのDVが過激化するも別れてくれず、このままだと殺されてしまう……そう追いこまれた時、ふと目にした怪しげな広告に躊躇しつつも、彼と別れたい一心でオフィスCATに依頼する。ヒナコとの出会いで人生の転機を迎えていく梨沙を、元日向坂46の渡邉が演じる。
あざやかな“恋人強奪作戦”で、恋愛のもつれをスカッと解決しながらも、細やかな人間模様も描く本作のメガホンを握るのは、『結婚できないにはワケがある。』(ABCテレビ)、『勝利の法廷式』(読売テレビ・日本テレビ系)、『推しが上司になりまして』(テレビ東京)など多彩な作品を手掛ける本田隆一氏。脚本は『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』シリーズ(テレビ東京)、『なにわの晩さん! ~美味しい美味しい走り飯~』(ABCテレビ)、『潜入捜査官 松下洸平』(TVerオリジナルドラマ)などを手掛ける我人祥太氏が担当する。
■皆実雛子役 武田玲奈コメント
――オファーを受けた時のご感想をお聞かせください。
数年前から読んでいて好きな小説だったので、「まさかこれが!」と思ったのと同時に、「絶対にやりたい! 絶対おもしろそう!」とも思いました。撮影まですごくワクワクしながら準備していました! とてもうれしいです!
――“皆実雛子”の魅力は?
いろんな女の子に変身できる術を持っていてとても器用なのは大前提なのですが、私が好きな所は淡々としながらも常識やルールなどに捉われずもっと大切なものを大事にしている所です。原作のヒナコさんをリスペクトしつつ、皆様に楽しんで頂ける、愛していただけるキャラクターになるよう演じたいです。
――オフィスCATの仲間である陽介役の渡邊圭祐さん、梨沙役の渡邉美穂さんの印象は?
とても楽しい仲間たちです! 不安な部分などもあったのですが、お二人のおかげで現場も楽しく和やかな雰囲気になっていると思います! とても心強いです。
――最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
新しいタイプの痛快略奪エンターテイメントだと思います! 時にはスカッとしたり時には心温まったりハラハラしたり。いろんな姿に変身しながら問題解決していく様を是非楽しんで欲しいです!
■浅沼陽介役 渡邊圭祐コメント
――オファーを受けた時のご感想をお聞かせください。
爽快感や悲壮感に溢れながら、悲しい人間の性のようなものを皮切りに人間の感情が全部詰まった一本調子に終わらない物語に、是非やりたいという気持ちでした。
――演じる“浅沼陽介”の魅力は?
真面目でしっかりしてるようにも見えながら、優しさと厳しさに加えどこか抜けている人物だなという風な印象です。演じる上で、オフィスCATの一社員として、仕事に行く前のオフィス姿のヒナコの放つ空気感を同じくまとっていたいと思いました。どのようにもできてしまう幅のあるキャラクターだという風に感じていたので、現場で武田さん演じるヒナコを見てこうしようというものを定めていこうと思っていました。
――ヒナコ役・武田玲奈さんの印象をお聞かせください。
猫のような方です。撮影の日々を重ねるたびに見えてくる武田さんの持つ魅力は何面もあって、それがヒナコにものすごく合っているなと。チャーミングで気さくな方でした。
――最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
恋愛ものの作品を見ているようでスパイものを見ているような。一度で二度も三度も美味しい、そんな作品だと思います。予想を裏切る展開の連続はハラハラとドキドキを皆様に届けてくれることと思いますので、是非ご覧ください。
■早川梨沙役 渡邉美穂コメント
――オファーを受けた時のご感想をお聞かせください。
“恋人別れさせ屋”などは聞いた事のあるフレーズでしたが、“強奪”というのは新鮮だなと思いました。第三者の力を借りてまで終わらせたい恋愛関係とは一体何なのか、それに至るまでの過程や人間関係がどのように描かれるのか、ただただ未知の世界で興味が湧きました。
――演じる“早川梨沙”の魅力は?
台本を読んでみて、オフィスCATで働く梨沙は何事にも全力で取り組む明るい子だなと感じました。空回りしてしまったり、ヒナコに翻弄される姿はとても愛嬌があり、ついつい目で追いたくなるようなキャラクターだと思います。依頼人として登場した時の梨沙と、オフィスCATで働くようになってからの梨沙のギャップをしっかり演じ分けられるようにしたいです。
――ヒナコ役・武田玲奈さんの印象をお聞かせください。
玲奈さんご本人は柔らかい雰囲気を纏っているのですが、皆実雛子モードになると人が変わったようにクールな表情を見せるので、そのギャップに驚きました。依頼内容に合わせて様々なタイプの女性になりきる姿は、まさに変幻自在という言葉が似合います。強奪相手に甘えるようなお芝居の時は、玲奈さんのあまりのかわいさに私までドキッとしました。
――最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
ヒナコをはじめとしたオフィスCATのメンバーがどのようにして恋人強奪計画を成し遂げるのか、毎話登場する様々なカップルにも注目しながらご覧下さい。痛快で大胆なスカッとするドラマをお届けします!
■監督・本田隆一 コメント
思わずギョッとするタイトルですが、アクションあり、サスペンスあり、人情あり、そしてちょっぴりお色気あり? な、冒険娯楽活劇です。恋人は強奪してもらわなくていいけど、オフィスCATには行ってみたいなと思えるような、楽しいドラマを目指しました。どんな女にも姿を変えてミッションを遂行する雛子=武田玲奈さんの八面六臂の活躍にご期待ください!
■原作・永嶋恵美氏 コメント
この作品にはなぜか驚かされることが多く、雑誌掲載後、忘れたころになって「本にしましょう」と言われてビックリ、また忘れたころになって「復刊しましょう」と言われてビックリ、またまた忘れたころになって「ドラマ化します」と言われてビックリでした。今回は、うれしさと感謝と期待が山盛りにトッピングされたビックリです。生きて動くヒナコたちを早く見てみたい気持ちでいっぱいです!
【編集部MEMO】あらすじ
恋人からのDVに苦しむ一人の女性。救いを求めようにも「警察は動いてくれない」「訴えたら逆恨みされる」といった絶望的な声に行き場をなくしていた。そんな中で目にしたのは、「あなたの恋人、強奪して差し上げます。」という怪しい宣伝文句のオフィスCAT。“恋人と穏便に別れたい”、“何らかの目的をもって他のカップルを別れさせたい”という依頼に、特定の男性を合法的に“強奪”する探偵事務所だ。ゴールは“別れ”ではなく“強奪”。ゆえに、別れるかヨリを戻すかは依頼者次第となる。社長でいて探偵の皆実雛子(武田玲奈)は、強奪率=依頼達成率100%を誇り、その相棒は弁護士を目指しながらヒナコの相棒として勤務する浅沼陽介(渡邊圭祐)。そして、藁をもすがる思いで連絡をしてきたのは、不動産営業で働く早川梨沙(渡邉美穂)。度を越した嫉妬深さと暴力で命の危険さえ感じていた梨沙は、恋人の強奪を依頼。しかし、ヒナコの奇妙な風貌と物静かさに疑心暗鬼に。「大丈夫ですよ。あなたが落とせたなら、私も落とせます。」ヒナコは、梨沙が提供した情報から、恋人の人柄や女性の趣味・嗜好を的確に分析すると、梨沙の友人として恋人のもとへ。そこにいたのは地味で物静かなヒナコとは見た目も性格も打って変わったチャーミングであか抜けたヒナコの姿だった。