大人気ゲーム『FINAL FANTASY』シリーズ初のストレートプレイによる舞台化となる『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』では、赤き獅子の国リオニスの若き王子モント(吉田仁人)・シュテル(武藤潤)の母である王妃ヘレナ・リオニスを演じる。

  • 鈴木紗理奈

出演が決まった時は「すごく有名な作品なので、純粋にうれしかったです」と喜んだという。

「壮大なゲームの世界を舞台でやるというのは、衣装もすごいものを着るだろうし、演出もすごく凝るだろうし、そういったキラキラした舞台はあまり挑戦したことがなかったので、その世界の中に入れることにワクワクして、ぜひやりたいなと思いました」

また、ゲーマーで『FINAL FANTASY』もやり込んでいたという兄に出演することを言いたいという思いもあってオファーを受けたという。

「兄に報告したらびっくりしていて、『すごいやん!』って大興奮していました。たぶん見に来てくれると思いますが、それもモチベーションになっています(笑)」

息子への愛を役に投影「愛を持って演じたい」

演じる王妃ヘレナ・リオニスについては「愛の人」と捉えている。

「母の優しさがあって、王様のこともすごく愛していて、愛ゆえに強くなるというのはとても共感するところなので、愛を持って演じたいです」

2010年2月に息子を出産し、1児の母親でもある鈴木。息子への愛は、王妃と重なるという。

「愛のために命もかけるし、愛のために優しくなるし、愛のために強くなる。もともと関わる人や物に愛情はすごくあったと思いますが、息子が生まれてから分散していた愛情が息子に集中したのかなと思います」

  • 鈴木紗理奈

そして、「『鈴木紗理奈が出ていてよかったね』と、スタッフさんにも演者の方にも思われたいし、見に来てくれたお客さんにもそう思ってもらえたら。お芝居もそうやし、カンパニーの空気に関しても、そう思ってもらえるようにしたいです」と意気込む。

ゲームを忠実に再現したビジュアルがすでに公開されているが、鈴木も衣装に大満足しているという。

「王妃感がすごい! 華やかさと強さがあって、衣装を着ることで役により入り込める気がしています」と述べ、「役者陣が乗って芝居できる衣装をスタッフの方が用意してくれたので、私たちがそのバトンを受け取って演じたいなと。1人でも多くの方に見に来てもらいたいですし、見に来てよかったと思ってもらえるお芝居を作り上げられるように稽古を頑張ります!」と意気込んだ。

  • (C)SQUARE ENIX

■鈴木紗理奈
1977年7月13日生まれ、大阪府出身。1992年に「第6回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞。バラエティタレントとして人気を博す一方で、映画『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』(2000)、NHK連続テレビ小説『まんてん』(2002~2003)、ドラマ『白衣の戦士!』(2019)、『ナンバMG5』(2022)、『Dr.チョコレート』(2023)に出演するなど女優としても活躍。映画『キセキの葉書』では原田美幸役でマドリード国際映画祭最優秀外国映画主演女優賞を受賞。また、CBC/TBS系『ゴゴスマ~GOGO! Smile!~』に火曜日レギュラーとして出演するなど、コメンテーターとしても活躍している。