俳優の反町隆史が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『グレイトギフト』(毎週木曜21:00~)第2話がきのう1日に放送され、津田健次郎演じる心臓外科医・郡司博光の行動に注目が集まった。(本記事はネタバレを含みます)
■反町隆史主演『グレイトギフト』第3話あらすじ
今作は、『ラストマン-全盲の捜査官-』(23年)、『マイファミリー』(22年)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(21年、23年)、『グランメゾン東京』(19年)など、ヒット作の脚本を次々と手掛ける黒岩勉氏による完全オリジナル作で、「完全犯罪の殺人」を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」をめぐるノンストップの“サバイバル医療ミステリー”。
より良い医療を目指すという崇高な理念とは裏腹に、その行く手を阻む者の命は容赦なく奪い続ける白鳥稔(佐々木蔵之介)。第2話では、その矛盾した蛮行を食い止めるべく、白鳥の腹心である郡司が、同期ながらも親交が極めて薄かった病理医・藤巻達臣(反町)に極秘情報をもたらし、反撃の新タッグを結成。郡司の情報によれば、新医学系大学連合会議の議長の座を狙う白鳥が次にターゲットとするのは、一番のライバルである悪名高き副議長・大泉篤(西岡德馬)。白鳥はきたる週末に、大泉から軽井沢の別荘に招待されており、そこで大泉を殺そうとしているかもしれないというのだ。白鳥に反旗を翻し、2人で命を救おうと郡司から持ちかけられた藤巻は、ためらいながらも共に軽井沢へ向かう。
■ギフトの新たな犠牲者が(以下ネタバレあり)
軽井沢では、藤巻、郡司、白鳥、大泉の4人がゴルフに興じるシーンもあり、SNSでも「ゴルフする津田健次郎を拝める日が来ようとは」「このゴルフパーティのキャディさん羨ましい」「イケおじゴルフ」と一時和やかな空気が流れたように感じられた。その後、2人きりになった藤巻に郡司は「もし殺人に関与しているなら、一番苦しんでいるのはお前のはずだ。だから絶対に止めたかった。本当に毒殺事件に関わってないのか? 困ってるなら俺に相談しろ」と語りかけ、熱い一面を見せるが、藤巻は心の中で「相談して楽になりたい。だがダメだ、秘密を知れば今度は郡司先生が狙われるかもしれない」と葛藤し、言い出せない。
ところがその直後、ワインを飲んだ大泉が倒れ、ギフトの被害を示す黒いシミが。藤巻に「最初から、郡司先生が殺すつもりで?」と聞かれ、郡司は動揺もせず「あぁ、お前がギフトを培養しているのに気付いて、白鳥理事長に伝えた。俺がいたほうが、ギフトをもっとうまく使いこなせるってな」とあっさり告白。郡司は「検体を確認しろ」「死の直後にギフトがどんな状態か確認できる絶好の機会だぞ」と車から顕微鏡を出し、ただただ呆然としている藤巻の胸ぐらをつかむと、「お前が育てたギフトだろ! 最後まで責任持って見ろ!」と声を荒らげる。そして、出会った頃から変わってしまったと藤巻になじられるも、意に介さないように「真っすぐな医者は理想だけ抱えて落ちぶれていく。俺は上に行く。いい加減大人になれよ、藤巻」と吐き捨てるのだった。
■“トリックスター”郡司の行動に「やっぱり」の声
SNSでは「郡司、やっぱり裏切ってきたか」「やっぱり郡司先生は悪い男だった」「やっぱり郡司先生信用できんかった」と、“やっぱり”という反応が。「津田さん悪いねー、かっこいいねー」「期待を裏切らない男」「悪い津田さん大好物」と、ヒールを演じる津田への喜びの声も見受けられた。テレビ朝日のYouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』の番組「おねだり! 声優フェス」では、プロデューサーからのメッセージで、郡司役をオファーした理由を「視聴者の予想を裏切る動きを見せる“トリックスター”で、ドラマのカギを握る重要なキャラクター。そんな役の多面性を体現できるのは津田健次郎さんしかいない!」と明かされていた津田。藤巻の妻・麻帆(明日海りお)の元カレでもある郡司が、今後の人間関係としてもどう絡んでくるのか、展開に期待が高まっている。
そのほか、尾上松也が演じる元警視庁捜査一課の刑事・神林育人が事件の真相に近づいたり、ラストでは波瑠演じる検査技師・久留米穂希が「藤巻先生に好意を抱いているんだと思います」と告白し、幕を閉じるという驚きの展開が。SNSでも「神林さん、とんでもなく優秀」「神林、ギフト盛られないことを祈る」、「久留米さんは信じたい……!」「久留米の好意もわからんよな」とさまざまな感想が上がっていた。
第3話は、現在TVerで配信中。
■8日放送『グレイトギフト』第4話あらすじ
来週8日放送の第4話では、“院外感染”という新たな展開が。「ギフト」、そして球菌を使った院内の連続殺人に執拗なまでの興味を示す検査技師・久留米の突然の“告白”に、妻子ある藤巻は戸惑いを隠せないが、そこには意外な真相が隠されていた。一方、謎の真犯人が持ち込んだギフトを悪用して邪魔者を次々と消し、権力の階段を上り続ける新理事長・白鳥は、自らの裏の顔を知る藤巻と心臓外科医・郡司を教授に任命する。早々に大学病院の改革にも着手し、より良い医療を実現していく白鳥。手段を選ばす、ひたすら理想の医療を追求する彼の姿を見て、藤巻の葛藤はより一層ふくらんでいく。その矢先、藤巻のもとに、白鳥と郡司から“悪報”がもたらされる。政財界の大物が3人、立て続けに急性心不全で死亡したというのだ。しかも、その原因はほかならぬギフト。突如として、院外で広がり始めた“ギフト感染”。そんな中、藤巻が培養していたギフトが、何者かによって盗み出されていたことが判明。この想定外の事件がやがて、“新たな闇の扉”を開いてしまう――。