南阿蘇鉄道は29日、新型車両MT-4000形2両の到着にともない、緊急企画として新型車両との置換えが予定されている「MT-2003A」号車・「MT-3001」号車のラストランイベントを2月11・12日に開催すると発表した。

  • 「MT-2003A」号車・「MT-3001」号車のラストランイベントが開催される

「MT-2003A」号車は南阿蘇鉄道の開業当時から活躍している赤色と白色の車両。「MT-3001」号車は1993(平成5)年から活躍しているシルバーと黄色の車両となっている。

2月11・12日の両日とも同じ行程とされ、高森駅に12時集合。敷地内で「MT-2003A」「MT-3001」の2両を並べて撮影会を開催するほか、「MT-2003A」洗車体験を行い、連結作業も見学できる。その後、「MT-2003A」「MT-3001」のいずれかに乗車し、トロッコ列車ダイヤでゆっくり運転。立野駅に14時30分に到着した後、15時30分まで自由行動となる。

復路は通常速度で運転。参加者は往路で乗車しなかったもう片方の車両に乗車する。高森駅に16時頃に到着した後、再び敷地内で撮影会を実施。「MT-3010」(ワンピース車両)も入れて撮影できる。16時30分頃、高森駅で解散となる。

特典として、一般利用者が立ち入れない高森駅の線路内から撮影を行えるほか、参加者全員に記念乗車証と記念グッズを贈呈する。ツアー料金は大人8,000円・小学生6,000円。定員は各日50名(最少催行人員20名)。申込みはFAXまたは電子メールにて受け付け、申込み用紙は南阿蘇鉄道のサイトからダウンロードできる。

  • 南阿蘇鉄道の新型車両MT-4000形

なお、「MT-2003A」「MT-3001」を置き換える新型車両MT-4000形2両は今後、試験運転を実施予定。2022年11月下旬に導入した2両と合わせ、新型車両4両体制による運転を早ければ2月中に開始予定とのこと。