元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が16日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「プロも見惚れる美しき弾道 最強の『ホームランアーチスト』は誰だ!?【フルタの方程式AWARDS】」に出演。“究極の打ち方”をしていると思う選手について語った。

山崎武司氏

■やってられないと思ったよね

同チャンネルの恒例企画「フルタの方程式AWARDS」。今回は、古田敦也氏、星野伸之氏、山崎氏、桧山進次郎氏、岩本勉氏で、「歴代最優秀HRアーチスト賞」を決定する。その中で、山崎氏が選出したのが、西武やオリックスなどで活躍したアレックス・カブレラ氏だった。アウトコースの球を“大根切り”でホームランにしたカブレラ氏のバッティングを再現しつつ、山崎氏は「あれを見たときに、やってられないと思ったよね」と改めて感嘆する。

これに桧山氏が「やっぱり野球は力ですか?」とこぼすと、山崎氏も「力(笑)」と苦笑。さらに、「バッターの究極の打ち方って、僕はカブレラだと思ってて。ステップしなくても良くて、ただバットをおろすだけでいいんだったら、それがいいんだけど、日本人は力がないから下半身を使って打たないといけない。だから、これを日本人はマネできない」としみじみと語っていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。