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――それぞれご自身とお互いの役柄に、どう向き合いたいですか?

亀梨:僕は将軍なので、とにかく堂々と。今回の『大奥』に関して言うと、序盤に自分自身のバックボーンも結構描かれていて、それが影響してくる話でもあったりするので、後半に向けての心情の変化を大事にしていきたいと思います。とはいえ、やはりタイトルの通り、大奥側のあり方が大事で、そこが面白みだと思っているので、定期的に入ってくるアクセントとして、あまり重くならないように。きっと小芝さんであったり、他のキャストの方たちとのお芝居で、僕の役の発言や行動で周りが動く作業になると思うので、それをちゃんと意識しながら、ちょっと受け芝居も意識していたいなって感じはありますね。

 宮舘くんとの絡みでは……役柄的に言うと、僕が馬で散歩してるときに毎回挨拶してくる農民Aだっけ?

宮舘:Aじゃない。農民Aだとしたら今ここにいるの間違ってるでしょ!(笑)

亀梨:僕が通ると「あっ殿様、ニンジンの季節です!」って言う役じゃなかったっけ?

宮舘:じゃないですよ! 僕の役はですね、ちょっと柄にもないんですけど、可憐(かれん)で…

亀梨:可憐なの?

宮舘:可憐なんですけど、回を追うごとにすごく腹黒さもあるんです。自分に対しての妬みだったり、なぜ世の中がこうなのかとか、自分の中での葛藤も抱えている役です。

亀梨:ライバルになっていくんだよね。

宮舘:そうですね、ライバルです。だから、どう亀梨くんのライバルになろうかと、自分自身を磨いてる最中で。

亀梨:ちょっと痩せたでしょ?

宮舘:はい。今ヤバいですよ!

亀梨:クランクインに向けて仕上げにかかってるんだね。さすがです。

――では、最後に視聴者へメッセージをお願いします。

亀梨:本当に有名な作品で、近年もいろいろな形の『大奥』があって、皆さんなじみがあると思うんですけど、今この時代にお送りするものとして、『大奥』としてのある種どストレートな部分をちゃんと届けることができたらいいなと思います。このドラマが掲げる“愛”というメッセージを、世の中にちゃんと投げかけていくんだという思いを、僕ら自身も制作の皆さんから受け取って、しっかりそれを視聴者の皆さんにつなげる役割を全うしたいなと思いますので、ぜひ濃厚な夜を週に1回、過ごしていただけたらうれしいなと思います。

宮舘:ありがとうございます。本当にこの時代に合っている作品、そして誰が見ても画がきれいです。とにかくいろいろな方に見て頂きたいっていうのはもちろんなんですけど、僕自身も初めての連続ドラマに挑みますし、僕が伝えられること全てを伝えつつ、微力ながら作品の力になれればいいなと思います。

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