JR西日本は、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業に向けた試験運転列車の運行を2023年12月29日から開始したと発表した。開業前日の3月15日まで試運転列車を運転予定だという。

  • 北陸新幹線金沢~敦賀間の開業に向け、W7系による試験運転列車の運行がスタート(JR西日本提供)

北陸新幹線金沢~敦賀間は2024年3月16日に開業予定。国土交通省による完成検査が12月26日に終了し、12月29日からJR西日本の新幹線車両W7系を使用しての各種試運転が始まった。乗務員訓練(乗務員の習熟のための訓練運転)や各種設備確認(駅に設置された可動柵や放送設備等を実際に取り扱い、動作状況の確認と駅係員の訓練を実施)などを行う。

試運転列車の運転区間は北陸新幹線の金沢駅から白山総合車両所敦賀支所まで。運転本数は1日あたり最大21往復程度を予定している。

なお、JR西日本によれば、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」による訓練運転への大きな影響はないとのこと。引き続き、開業に向けた準備を進めるとしている。