22日からPrime Videoで配信中の『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン 13 COMBINEDで、『ドキュメンタル』初参戦となるEXIT(兼近大樹・りんたろー。)とニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)の2組にインタビュー。同世代だというEXITとニューヨークが、参戦を決めた経緯から準備段階、そして実際に出演して感じたことをざっくばらんに話してくれた。

  • 『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン 13 COMBINEDの挑戦者たち

EXITりんたろー。、『ドキュメンタル』に参加したくなかった!?

――今回、コンビで『ドキュメンタル』に初参戦となりましたが、参加を決めるときは話し合いをされたのでしょうか?

りんたろー。:(兼近が)マネージャーと一緒に即答しちゃってたんですよ……。

兼近大樹:りんたろー。さんが、ヤダってなるのが不安だったんで(笑)。やっぱり(りんたろー。さんは)先輩なんで粘られたら絶対無理じゃないですか。

りんたろー。:先輩に1回聞きなよ!!

兼近:(笑)。夢の舞台だったので諦められない。先に決めて松本(人志)さんに通しておけば、最悪りんたろー。さんが「絶対出ない!」って言ってもどうにかなるんじゃないかと思って!

りんたろー。:「出たくない! なんとかできないか」と言ったら、「松本さんの耳に入っちゃっているから、もう無理だ」って言われて(笑)。

屋敷裕政:そこが重要ですよね! 今どの段階なんやこれはっていう(笑)

嶋佐和也:じゃあ兼近の作戦通りだったんだ?

兼近:「松本さんに直接(断るのは)無理だよ……」と言い出したので、“よしっ!”と(笑)。

りんたろー。:だって、飲んでるときとかに「こいつ、『ドキュメンタル』断ってんだよなぁ」とか思われるんだよ……?

屋敷:めっちゃわかります! だからフットボールアワーの岩尾(望)さんはマジですごいと思う! (第1回で断った後も)普通の顔して松本さんと仕事しているのがすごいですよ! 松本さんも全然それを受け入れている。

りんたろー。:2人はスッと決まったの?

屋敷:断るっていう発想はなかったですけど……すごい憂鬱ではありましたよ。でもまぁ2人やから、がんばれば何かできるかなぁという感じ。

嶋佐:今回、コンビ対抗っていう初の試みじゃないですか? だから最悪あまり良くなくても、システムがよくなかったみたいな……(笑)。

屋敷:前例がないからな(笑)

嶋佐:でも松本さん……まっちゃんが名指しで決めてくれているなら断れないなと!

ランジャタイ・ウエストランド・フットボールアワーも参戦

――今回、ご自身以外の出演コンビを見たときにはどのような印象を持たれましたか?

屋敷:正直、EXITがいちばん怖かったです。無茶苦茶準備してきそうやし、2人でがんばろうと決めたときの努力がいちばんすごいと思っていたので、何をしてくるか本当にわからなかった。りんたろー。さんとか、片腕くらいやったらちぎりそう(笑)。兼近もガッツがヤバいから。

EXIT:(笑)

嶋佐:確かにEXITがいちばん不気味でしたね。でもランジャタイさんもウエストランドさんも同世代で昔から顔見知りだったので、ちょっと安心しました。そのなかにフットボールアワーさんが1組だけ入ってくるのもすごかったし、もし俺らがフットボールアワーさんの立場だったらきついなと思いますね。

りんたろー。:ニューヨークは一緒に番組もやっていたし、よく池袋とか板橋で飲んでいた。

屋敷:飲んでましたね!お世話になりました。

りんたろー。:(出演するのは)めっちゃ嫌だったけど、そのときの自分たちに「お前ら、『ドキュメンタル』出るぞ」と言いたい。出たくはないけど、そういうのは好きなんですよね。

一同:(笑)

兼近:僕は全員先輩。ニューヨークさんは、僕が(NSCに)入ったときにはもうスーパースターで、エースだった人たち。りんたろー。さんもですけど、NSCで「勉強しに観に行け」と言われていた先輩です。

屋敷:∞ホールではね(笑)。

兼近:ウエストランドさんもランジャタイさんも勉強させてもらっていた立場だったので、正直、僕からしたらフットボールアワーさんと変わらなかった。僕だけスタンスは全員フットボールアワーなんですよ(笑)。でも目上の先輩たちと一緒にできる喜びはありました。

――今回の参戦に向けて準備してきたことはありますか?

屋敷:1カ月くらい前から、単独(ライブ)みたいにリモートでネタ合わせをしたりはしてました。でもネタを作るときの脳みそと違うから、何から考えたらいいんやろう、みたいな部分はありました。

嶋佐:出場決まってから「何か持っていかないと」という考えが常に頭の中にあるんですよ。素手で何も持っていかない状態では臨めないですから。でも何も思いつかないんです。「コンビでやっていい」って言われても、『ドキュメンタル』の現場ですることがわからないし、大変でした。

屋敷:今回、誰が出るかわかっていたので、これをやったらりんたろー。さんは笑うかな? とか、これやったらフットさんイケるかな? とか(考えて)。

嶋佐:そういう考え方ができたね。

兼近:我々は収録の空き時間でしか話せなかったんです。参戦が決まったのも僕らがいちばん遅いんですよ。準備期間も時間をとってやるということができなかったので、収録の合間にどうするかを話し合ったんですけど、結局ほとんど決まらなかった。

屋敷:(嶋佐に向けて)噂でEXITはとんでもない量を仕込んでくるって、言ってなかった?

嶋佐:そう。スタッフさんから「EXITさんは湯水のごとくアイデアが出ています」と聞いて。

兼近:出しました!

嶋佐:兼近が出したの?

兼近:そうっす!(笑)

りんたろー。:俺は『ドキュメンタル』に自分が出ることを想像すると気持ち悪くなっちゃっていたから、過去の『ドキュメンタル』を観ないようにしていた。だから、まず観るところから始めたんだけど、観れなくなっちゃって途中であきらめた(笑)。

一同:(笑)

――お互いがどんなことを準備しているみたいな情報は耳に入っていたんですか?

屋敷:ほぼないですね。会っても互いにその話はしなかったんですけど、唯一したのが後藤さん。NGK(なんばグランド花月)に行くタクシーでご一緒させてもらったときに、「どんな感じ?」と聞かれて、全然です~と答えたら、「俺らも全然! なんとかなるやろ!」みたいな感じやったのに、信じられんくらい準備してきた(笑)。

嶋佐:ロケ行ってたからね(笑)。

兼近:でもあれぐらいやってもよかったですよね!

りんたろー。:勉強させてもらいました。

――りんたろー。さんは番組内で坊主になりましたが、それはいつ頃から考えられていたんですか?

りんたろー。:腹決めて、最悪何かあったときにはいっちゃおう! と思ってたんですけど、その最悪のタイミングがわからなくなって……。

屋敷:だいぶ早かった(笑)。編集したら1本目でやってるんちゃいます?(笑)

兼近:多分1本目だと思う(笑)。「どうしようもなくなったら、ごめん! かねちー、(坊主)いくから」と言っていたんですけど……(笑)

嶋佐:りんたろー。さんの初手でしたよね?(笑)

兼近:おもろすぎてちょっと笑っていたと思う(笑)。

りんたろー。:あの時にもうどうしようも無くなっていたんだと思う……。

一同:(笑)