サントリーの醸造家たちが旨さを追求した「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」。その中でもとびきりプレミアムな逸品が〈木樽熟成〉シリーズだ。「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 〈山崎原酒樽熟成〉2023」を飲んでみようじゃないか!

  • 「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023」 希望小売価格6,600円

数量限定マスターズドリーム

サントリーの醸造家たちの「飲む人の心を震わせるビールを造りたい」という想いが結実した「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」。生産性よりも旨さを追求し、ときおり限定販売されるマスターズドリームを毎回心待ちにしているビール好きは多いハズだ。

そんなマスターズドリームでも、とびきりの逸品が〈木樽熟成〉シリーズ。サントリーといえばシングルモルトウイスキー「山崎」や「白州」が世界的に高い評価を受けている。これらのウイスキーを熟成してきた樽をビールの醸造に使用したのがこのシリーズとなる。 今回、11月14日に数量限定発売された「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023」をゲット! 6,600円という高級ビール、果たしてそのお味は……?

  • 缶ビールではない特別なマスターズドリームが届いたぞ!

コクがすごい! でも飲みやすいビール

そんなこんなで自宅に到着した、マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023。一般販売されるマスターズドリームは350mlのレギュラー缶か500mlのロング缶で提供されるが、こちらは715mlのボトルだ。ラベルを含めた趣きはワインや日本酒に近く、もう見た目から期待が膨らむ。通常のザ・プレミアム・モルツのアルコール度数5.5%に対し、〈山崎原酒樽熟成〉2023は8.5%と高め。

  • プレミアム感のあるラベルデザイン

  • 数量限定生産なので、シリアルナンバーも振られている

栓はビール瓶と同じ形状だが、封ろうをモチーフにしたシールが貼ってあり、特別感をほんのちょっとだけ高めてくれる。手持ちのグラスの中からどれを使うか悩んだが、今回はワイングラスを選んでみた。

  • 栓は通常の瓶ビール同様だが、封ろう風のシールが貼付されている

冷蔵庫でビールを冷やし、さっそく注いでみることにする。注ぎ始めは明るめの黄金色に見えたが、量が増えるにしたがって琥珀色に近づいていった。泡は非常にきめ細かく、発泡はそれほど強くない。最初の香りは想像していたウイスキーではなく、間違いなくビールだ。だがほのかにフルーツのような香りも感じる。この複雑さは普段買っている生ビールや発泡酒ではとても味わえないな……。

  • 注ぎ始めはピルスナービールっぽい黄金色

  • 注いでいくと茶色が増していき、琥珀色っぽくなった

それではいただきます!……うん、口当たりはすごくまろやかでほどよい酸味。苦みはそれなりにあるが、クラフトビールのような強烈さや後味のクセもない。そして、とにかくコクがすごい。濃くて甘みも残る。飲み終えると、ここで木樽の余韻が乗ってくる感じ。素人なので素材までは分からないけど。

これは、間違いなくグイグイ行く感じのビールではないね。食後にまったりと楽しむのが良さそうだ。もしかしたら、常温で飲む方が楽しめるかもしれない。

特別な人と楽しむ一杯にぜひ!

というわけで〈山崎原酒樽熟成〉2023、堪能させていただいた。ウイスキーの樽で熟成させたビールというと、ウイスキーが好きな人向けかな? と思っていたのだが、全くそんなことはなかった。ウイスキーが苦手な妻も「おいしい」といって飲んでくれたので、たぶん誰でも飲みやすいのだろう。まとめる力がさすがサントリーという印象だ。これならば贈答用としても贈りやすい。

クリスマスは終わったが、これから年末年始で知人と会う機会も増えるだろう。お世話になった恩師や友人に日頃の感謝を伝える一杯として、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム 〈山崎原酒樽熟成〉2023」はかなりセンスの良いチョイスではないだろうか。