熊本県産山村(うぶやまむら)は、阿蘇山の北東に位置し、標高600メートルから900メートルの高原地帯にある村。九重連山(くじゅうれんざん)の山麓からの湧水を利用した稲作、草原に放牧する「あか牛」の畜産、原木を使った椎茸栽培、寒暖差を生かした野菜栽培など、農業が盛んです。

今回紹介するのは、厳選した原料で作る、村の名前を冠した「純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」。無農薬・鯉農法で育てた酒米と湧水で仕込んだ、特別な日本酒です。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。

今回は、「《冬季数量限定》純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」の特徴や事業者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!

熊本県産山村ふるさと納税返礼品「《冬季数量限定》純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」について

・返礼品名:《冬季数量限定・予約販売》令和5年度産米使用 純米吟醸 産山村 無濾過生原酒(720ml×1本)
・提供事業者:株式会社うぶやま
・熊本県阿蘇郡産山村大利585
・内容量:純米吟醸 産山村 無濾過生原酒[720ml×1本]
・寄附金額:1万1000円

「純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」のふるさと納税の寄附金額は1万1000円。今年の秋に収穫した新米で仕込んだ、製造数に限りがある希少なお酒です。

  • 田んぼに鯉を放す様子

  • 田んぼの中を泳ぐ鯉

「純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」は、無農薬・鯉農法で育てた酒米を原料としています。「鯉農法」とは、農薬・化学肥料を一切使わず、有機物だけを施肥した田んぼに鯉を放ち、除草する方法なのだそう。

  • 池山水源

仕込水は、環境省の名水百選に選ばれた「池山水源」からの清らかな湧水を使用。どこまでも純粋で澄み切っていて、かつ芳醇な香りと上品な味が楽しめます。
「無濾過生原酒」は、冬季限定! 発酵を止めるための火入れを行わない、清酒とは一味違った旨みたっぷりの微炭酸の味わいは、絶品です。

「《冬季数量限定》純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」がふるさと納税の返礼品になった経緯と実績

「産山村の土地と自分たちが納得できる作り方によって育てた米で、最高のお酒を作る! 」との想いのもと、米作り農家4人が集まり酒米作りが始まりました。

産山村の気候風土を考えて、「五百万石」という米の品種での有機無農薬栽培に挑戦。さまざまな困難を乗り越えながら試行錯誤の年月を経て、実を結んだ特別なお酒とのことです。そんな「純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」は、発売後数週間で売り切れるほど多くの人からの支持を得ているそう。フランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master」では、2022年度の純米酒部門で「金賞」を受賞した実績もあるのだとか!

生産者の想い


「美味いお酒が飲みたい! 」その想いから始まった酒米作りです。今年も名水「池山水源」の湧水を引いた田んぼで作った美味しいお米を収穫することができました。収穫時には産山村のお酒のファンたちが集まってくれて、一緒に稲刈りをして「掛け干し」をします。お酒を仕込むのも池山水源の湧水。これで美味しくないはずがありません。フランスで開催される「Kura Master」2022年度 純米酒部門 金賞を受賞した自慢の酒をぜひお試しください。原酒は生産数量に限りがありますが、許す限り皆様におすそ分けをしたいと思います。


今回は熊本県産山村の返礼品「《冬季数量限定》純米吟醸 産山村 無濾過生原酒」を紹介しました。「鯉農法」では、天敵の青サギによって水田に放った鯉がほとんど食べられてしまったこともあったのだとか。このような窮地を仲間と協力して乗り越え、作り上げた特別なお酒は、生産者の熱い想いが込められた逸品です。気になる方は一度チェックしてみてください。