ZENB JAPANは11月29日、まるごと豆粉を使った「ZENB ブレッド」を発売しました。小麦でも米粉でもない、第3のパンだという「ZENB ブレッド」、果たしてどのようなパンなのでしょう? 発売に先駆け都内で開催された新商品説明会で明かされた全貌をお届けします!

  • 11月29日に「ZENB ブレッド」を発売するにあたり、都内で新商品説明会が開催された

■スーパーフード・黄えんどう豆をまるごと使った「豆粉パン 」

「ZENB ブレッド」を手がけるZENB JAPANは「『食べる』のぜんぶを、新しく」をミッションに、身体にも地球にもやさしく、素材のおいしさをまるごと味わえる製品を数多く手掛けてきました。「ZENB ブレッド」と同じく黄えんどう豆を使用した「ZENB ヌードル」は中でも高い人気で販売チャネルも増加しており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

これら商品に使われている黄えんどう豆、日本ではあまりなじみがありませんが、北欧やギリシャなどではスープやサラダとして食べられてきた伝統的な食材です。

  • 「ZENB ブレッド」は、スーパーフードとも呼ばれる黄えんどう豆を原料に作られている

ヘルシーでありながら食物繊維やカリウム、植物性たんぱく質を多く含み、その栄養価の高さからスーパーフードとも呼ばれているといいます。「ZENB ブレッド」は、その黄えんどう豆をうす皮までまるごと使用しており、黄えんどう豆の持つ栄養を余すことなく活かして作られています。

  • 栄養比較表(ZENB JAPAN提供資料)

さらに「ZENB ブレッド」の注目すべきポイントは、プラントベースであるという点。これは同社が掲げる「ZENBの約束」内の"動物性原料は使用していません"に基づくもので、もれなく「ZENB ブレッド」も卵・乳製品・バターを使用していません。

■「ZENB ブレッド」は3種のフレーバー

「ZENB ブレッド」は、くるみ & レーズン・カカオ・3種の雑穀、の3フレーバーが取り揃います。

  • 「ZENB ブレッド」は3種のフレーバーが取り揃う

説明会に登壇した 同社マーケティンググループリーダー 佐藤武氏は、「おいしさと健康が両立する素材を用いて3種のフレーバーを用意しました。そのままはもちろん、焼いたり具材を挟んだりお好きなアレンジで、また朝食などの食事シーンに限らず間食として召し上がるなど、様々な楽しみ方をしてほしいと考えています」と語りました。

  • 同社マーケティンググループリーダー 佐藤武氏

<くるみ & レーズン>

香ばしいくるみと甘酸っぱいレーズンを混ぜ込んだ、やさしい甘さのパン。

  • 「ZENB ブレッド」くるみ & レーズン

<カカオ>

カカオパウダーの芳醇な香りと食感も楽しいカカオニブを練り込んだ、大人の味わいのパン。

  • 「ZENB ブレッド」カカオ

<3種の雑穀>

ごま、キヌア、アマニの香ばしさとぷちぷちした食感が楽しめる素朴な味わいのパン。

  • 「ZENB ブレッド」3種の雑穀

説明会では実際に試食をさせてもらったのですが、食感の良さに驚きました。とても柔らかくふんわりもちもちで、栄養面を考慮して我慢して食べるパンではなく、おいしいのに栄養バランスが良いから食べたくなるパンだと感じました。ちなみに筆者のイチオシはカカオ! 自然な甘さがほどよく、おやつとしても食べたくなるおいしさでした。

  • 説明会では試食も

そのままでも加熱してもおいしく、素材の味がシンプルなのでアレンジも楽しめそう。個包装で賞味期限が長い(1ヶ月以上)のもポイントが高いです。

  • 個包装で持ち歩きや保存がしやすい

■「ZENB ブレッド」は約4年の歳月をかけて開発

小麦やグルテンを使わず、黄えんどう豆を原料にパンを調理することは非常に難易度が高く、今回の発売に至るまで約4年の月日がかかったといいます。説明会には開発に携わった同社マーケティンググループ商品担当 金田志穂氏、同社R&D グループ商品担当 水田瑛里佳氏、市川絵梨氏が登壇し、開発にまつわるエピソードを明かしました。

  • 同社マーケティンググループ商品担当 金田志穂氏、同社R&D グループ商品担当 水田瑛里佳氏、市川絵梨氏(左から順に)

"豆の臭い"の解消と、"パンらしいふくらみ"の表現にハードルが

黄えんどう豆を使用するハードルのひとつに"豆の臭み"があったといいます。開発当初、開発室から"豆臭"が漂い社内で話題になるほど(!)の独特な臭みを解消するため、豆粉原料の一部を加熱処理、さらに乳酸菌を加える工程を加えているそうです。加熱処理することで豆の香ばしさを、豆と相性の良い乳酸菌を加えることで豆のまろやかな風味をそれぞれ引き出し豆臭さを抑えることができたことを明かしました。

さらに"パンらしいふくらみ"を表現することも難しかったといいます。ふわふわもちもちのおいしい食感を出すためには原料の配合に加え、生地の混ぜ方、焼成条件を何度も調整・検証を重ね、ようやく実現できたのだそうです。

  • 「ZENB ブレッド」の開発エピソードを語る3人

試行錯誤の末ようやく商品化にたどり着いた本商品について「どんな人に食べてほしいか」と問われると、「健康を意識して糖質を控えたいという方に安心して食べてもらいたい」(水田氏)「おいしさと健康を両立させたい方に食べてもらいたい」(市川氏)「パン好きの方にも満足してもらえる品質にしあがったので、健康を気にする人もそうではない人にも楽しんでもらいたい」(金田氏)と、三者三様に期待をにじませました。

■購入は公式サイトから

11月29日からZENBサイトで販売をスタートした「ZENB ブレッド」ですが、東京・大阪・名古屋にて、期間限定で試食や購入が可能だそうです。

  • 東京・大阪・名古屋にて期間限定で試食・販売も(画像はb8ta Osaka - Hankyu Umeda)

まずは試食をしてみたい、店舗で見てから購入したいという方はぜひチェックしてみてはいかがでしょう。

●ZENB STORE @ LACHIC
・販売期間: 12月1日~12月7日
・場所: 名古屋ラシック
・営業時間: 11:00~21:00

●b8ta Tokyo - Shibuya
・販売期間: 12月2日~
・住所: 東京都渋谷区渋谷1-14-11
・営業時間: 11:00~19:30

●b8ta Osaka - Hankyu Umeda
・販売期間: 12月2日~
・場所: 阪急うめだ本店 8階
・営業時間: 10:00~20:30(商業施設に準拠)