――自信もついてきた中、連ドラ単独初主演を任されました。本作は俳優としてどんな経験になりそうですか?

僕の中でターニングポイントとなる作品になると思っています。初座長をやってみて、座長の人の気持ちがわかったというのが一番大きくて、座長はこんなにいろんなものを抱えて、なのに皆さんあんなにさらっとした顔でやられていたんだなと。僕は今回いろんな人に助けられているので、今後、もちろん主演もいつかまたやれたらいいなと思いますが、支える立場で出ることが多いと思うので、その時にもっと主演の方を支えていけるような役者になれたらさらに成長できるのかなと思いました。

  • 綱啓永

――主演として抱えているものというのは、プレッシャーとかでしょうか。

そうですね。不安やプレッシャーが大きいです。本当に皆さんが支えてくださっていて、1人だったら乗り越えられていないと思います。

――主人公の鳳啓介は恋愛という難題に挑みますが、この役を演じていて恋愛観の変化や学びなどありますか?

割と僕も鳳派というか、まっすぐに思いを伝えるタイプなので、学びというより、むしろ共感ですね。「わかるよ」と思いながら演じています。もちろん鳳は鳳にしかできないアプローチ方法があって、僕にはできないことがありますが、すごくかっこいいシーンがあるので楽しみにしていただきたいです。

  • 第2話の場面写真 (C)『恋愛のすゝめ』製作委員会

■東京国際映画祭に参加し芽生えた目標「アカデミー賞に立ちたい」

――今後の俳優人生はどういう風に思い描いていますか?

最近、アカデミー賞に立ちたいという目標が芽生えました。この前、「東京国際映画祭」で初めてレッドカーペットを歩かせていただいたのですが、周りにいる方々もすごい方ばかりで、その中に立ってみてパワーを吸収したと同時に、アカデミー賞も立ちたいなと。今はそこを目標に。1つの通過点でしかないとは思いますが、立てたらいいなと思っています。

――最後に、この『恋愛のすゝめ』が放送されてからの反響として期待していることがありましたらお聞かせください。

たくさんの方が見てくれたらいいなと。でも見てもらえたらわかると思うんです。僕もほかのキャストもスタッフ陣も、全員がこの作品に対してすごく自信を持っていて、「見てくれたら絶対面白いと思ってもらえますよね!」と話していて、みんながこの作品にかけている思いや誇りに思っているのをすごく感じています。僕は番宣などで1人でも多くの方に広げていくという使命がありますが、この記事を読んだ方は全員見ていただきたいです!

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■綱啓永
1998年12月24日生まれ、千葉県出身。2017年、第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、芸能界入り。2018年、ドラマ『文学処女』で俳優デビュー。2019年、特撮ドラマ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でリュウソウブルー/メルト役を演じ注目を集める。2022年にはTBSドラマ『君の花になる』に出演し、劇中に登場するボーイズグループ・8LOOMとして音楽活動も行った。2023年は、ドラマ『ひともんちゃくなら喜んで!』、『バツイチがモテるなんて聞いてません』、『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』、『ばらかもん』『ぼさにまる』などに出演。

スタイリング:三宅剛 メイク:牧野裕大 衣装:ジャケット&パンツ=ヴィクティム メガネ=ワンスリー コンパウンド フレーム