ABABAの研究機関である「ABABA総研」は、「就職活動時のメンタル不調に関する調査」結果を11月9日に発表した。同調査は、2023年10月4日~10月9日の期間、24年度卒業予定の学生100人を対象に、インターネットを用いて行われた。

  • 就活生の2人に1人以上が「就活うつ」の自覚症状があったと回答

就活中に「うつっぽい」と思ったことはあるかと質問したところ、半数以上の54%が「ある」と回答。同社によると、多くの就活生が様々な悩みを抱えながら就活を進めており、心身のバランスが崩れる「就活うつ」の自覚症状を感じていたという。

  • 就活生の3割が、就活中に「死にたい」と思うほど追い込まれていた

さらに踏み込んで、就活中に「死にたい」と思ったことがあるかと聞いたところ、全体の30%にあたる就活生が「ある」と回答した。現代の就活生は、一時的に死を意識するほど強いストレスを抱えながら就活に取り組んでおり、メンタルバランスを崩しやすい傾向にあるとのこと。

  • 就活がつらいと感じた原因は「選考に落ちたor選考落ちが続いたから」が最多

就活がつらいと感じた原因としては、「選考に落ちたからor選考落ちが続いたから」という回答が過半数の65%を占め最多に。次いで「周りが内定を得ていたが自分はなかったから」が36%、「就活スケジュールがしんどいから」が35%という結果になった。

また「その他」の自由回答には、「面接官の失礼な対応に落ち込んだ」「一社しか受けておらず計画的に動くことができなかった」という回答もあった。