南北線の新型車両3000系は今年9月に富沢車両基地へ搬入され、基地内での試験・調整がスタート。10月27日の新型車両内覧会では、地元小学校の6年生が招待され、班ごとに分かれて3000系の外観・車内等を見学した。車内の設備やデザインに関する説明の途中、定禅寺通のケヤキ並木をモチーフとした座席の感想を聞かれ、小学生たちから一斉に「かわいい!」の声が上がる場面も。仙台市長の郡和子氏も内覧会に参加し、小学生たちと記念撮影を行った。郡市長は新型車両について、「皆様に愛される車両になっていくと思います。小さなお子様からお年寄りの方々まで、とても優しい車両ですので、ぜひ乗っていただければうれしく思います」と語った。
10月29日に開催される「バス・ちか探検ツアー」(事前申込制、募集期間終了)でも新型車両3000系を公開。11月頃から営業終了後の営業線で走行試験を開始し、2月頃から通常ダイヤの合間に営業線で走行試験を行う。その後は運転士の運転訓練を経て、2024年秋頃に営業運転開始する予定。2024年度に導入する1編成を皮切りに、2025年度に2編成、2026年度に3編成、2027年度に4編成、2028年度に3編成、2029年度に4編成、2030年度に5編成、計22編成の導入を計画している。