相模鉄道と相鉄ビルマネジメントは24日、「おかいもの電車」ラッピング車両を11月3日から期間限定で運行すると発表した。運行開始を記念し、「おかいもの電車復活記念入場券」も販売される。

  • 1960年代当時の「おかいもの電車」

「おかいもの電車」は、横浜駅西口を利用する買い物客のために1960(昭和35)年11月1日から運行開始した列車。5000系を使用し、1日上下各1本を運行していた。行先表示板の代わりに、買い物かごをくわえたハトのヘッドマークを掲出していた。

今回、相鉄ジョイナスが今年11月に開業50周年を迎えることを受け、相鉄ジョイナスと相模鉄道の特別企画として、11000系1編成(11002編成)の横浜側の前面を「おかいもの電車」のデザインにラッピングする。海老名側のヘッドマークも同様のデザインとしつつ、「YOKOHAMAどっちも定期」PRのため「YOKOHAMAドッチモ定期」の文字を入れ込んだ。12月下旬頃まで、相鉄本線・いずみ野線横浜~海老名・湘南台間で運行される。

  • 「おかいもの電車」ラッピング車両横浜側イメージ

  • (画像左から)横浜側・海老名側のヘッドマーク

  • 「おかいもの電車復活記念入場券」台紙表面と中面

ラッピング車両の運行開始を記念し、「おかいもの電車復活記念入場券」を1,500セットの数量限定で発売。入場券の台紙表面に、当時の「おかいもの電車」のレトロなヘッドマークをデザインし、中面にも当時の「おかいもの電車」の写真や解説などを盛り込んだ。

相鉄線5駅(横浜駅、二俣川駅、大和駅、海老名駅、湘南台駅)のD型硬券普通入場券5枚をセットにしており、発売額は1セット800円。横浜駅(1階)、星川駅、二俣川駅、大和駅、さがみ野駅、湘南台駅、羽沢横浜国大駅の7駅と、通販サイト「きっぷと鉄こもの」で販売する。販売期間は11月30日までだが、販売数量に達し次第、終了となる。