元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が9月29日、YouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』で公開された動画「【代打オレ】プレイングマネージャー時代の悩みとは…。そしてついに飛び出すゴルフトークも。」に出演。「代打オレ」が生まれた背景について語る一幕があった。
■古田敦也氏「そこで考えたのが『代打オレ』」
選手兼任監督時代、「自分が16年間ずっとレギュラーで、ほぼほぼ試合も出てたから、『後が誰もいません』って言われたんで、一番の仕事はそれだった」「だから極力出ないようにして、若い選手を使って」と後進育成に注力していたという古田氏。しかし、若手の捕手を起用すると試合に負けるため、上層部から「古田出ろ」と促され、「そこで考えたのが『代打オレ』だった」と打ち明ける。
また、「『代打オレ』って出ていったら沸くからさ。お客さん対策もある」と告白。「エンタメだからね、野球も」「今みたいに色んなメディアがある時代じゃないから、何かないと新聞にも載らないし」「そういうことを面白がってくれるファンも増えた」と振り返った。
なお、このエピソードを聞いた谷繁元信氏が「古田さんが『代打オレ』をやったから、僕も言われるんですよ。でも、正直あれ言わないじゃないですか?」と尋ねると、古田氏は「俺は言ってた」と即答。谷繁氏が「自分が選手として出る時は、監督代行が告げなきゃいけないんですよ」と続けると、古田氏は「俺らの時はそれはなかったと思う」と、ルールが変わった可能性を示唆していた。