■末成映薫や若井みどりから刺激「あんな風にずっと現役でいたい」

――ご自身の中で、今は美容家として100%に近い知識を持っていると思いますか?

全然100ではないです。今は内臓など体の中の仕組みをもっと勉強したいと思っています。例えば、代謝とは正しく化学反応するということなんですけど、そういうところまで細かく学べば、皆さんにもっといろいろなアドバイスができると思うので。

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――この先はどういう風になっていきたいと思い描いていますか?

いい見本を見せてくれる先輩がいて、末成映薫さんや若井みどりさんは70代後半になっても新喜劇の舞台に立っているんです。あんな風にずっと現役でいたいなとすごく思います。「べっぴん塾」も80歳ぐらいになるまで続けていけたらと思っています。

――やはりご自身の活動の中で「べっぴん塾」に一番やりがいを感じていますか?

そうですね。自分の知識のすべてを、その都度その都度、全部出してやっているので。知識もどんどんアップデートしています。

――生涯、美容番長ですね!

需要があればですけど、自分としては好きなので、やり続けたいと思っています!

――ちなみに、美容番長という言葉はどなたがつけたのでしょうか?

十何年前のマネージャーです。吉本の会報に載せてもらうときに、最初「美容姉さん」やったんですけど、インパクトが弱いと言われて「美容番長」に。そろそろ誰か2代目やってくれないかなと思っていますけど。

――2代目の候補はいますか?

レインボーの池田(直人)くん。男の子やから番長じゃなくてほかの名前をつけたらいいなと思いますけど。池田くんはしょっちゅうメールをくれていろいろ聞いてきてくれて。池田くんも今、ピラティスやっていますよ!

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■簡単にできる食生活アドバイス

――せっかくなので、簡単にできる食生活のアドバイスをいただきたいです。

発芽発酵玄米が一番いいと思いますが、白いご飯を食べたいという人はアマランサスとキビを入れるといいと思います。あまり味が変わらないのに栄養価は高くなるので。あと、夏野菜は意味があって、日中に受けた紫外線のダメージから守ってくれる役目があるので、トマトやきゅうり、ナス、 ゴーヤなどは積極的に食べたほうがいいです。逆に冬は、大根やにんじんなど、根菜系を食べるといいです。

――年を取ることは否定しないということですが、少しでも加齢に抗うには何が大事だと考えていますか?

一番は絶対睡眠ですね。肌も内蔵も回復に時間がかかってくるので、1日6.5時間~7時間はちゃんと睡眠を確保するというのが大事です。2番目は食事です。生の野菜もいいですが、日本古来の煮るとか炊くとかというのは、栄養がしっかり摂れるので、焼くとか揚げるよりも煮炊きするほうにシフトしていくといいと思います。

――9月24日に東京で開催される「シルクのべっぴん塾」は、どんな内容を予定されていますか?

2回開催するのですが、1回目は、お肌がどういう仕組みになっているのか基本的なところをレクチャーさせていただき、どういうところを鍛えたらいいかご説明します。2回目は、食品について説明させていただきます。レッスンを受けたらスーパーで商品の表示を見るのが楽しくなると思います。

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■シルク
大阪府出身。1985年、小学校からの同級生・ミヤコと漫才コンビ「非常階段」を結成。数々の賞を受賞し脚光を浴びるも、1996年、相方の死去によりタレントに転向。テレビ、ラジオで活躍するほか、全国で女性限定の美容イベント「シルクのべっぴん塾」を開催。著書『シルクのべっぴん塾 若顔&美BODY SUPER RECIPE』『シルクのべっぴん塾 美欲』『シルクのべっぴん塾 てっぱんダイエット』『シルクのべっぴん塾 足裏コロコロで10歳若見え! 筋膜ゆるトレ』、DVD『シルクのDVDべっぴん塾』も発売。